今日も一台トヨタのヤリスクロスが売れました。
ハイブリッドのE-Fourです。そのお客さんは相当距離を走る人で、買い替える前の車はパッソだったんですが、何と30万キロ目前でした。
通勤で相当走られる方で、確かにここまで走行距離が伸びればハイブリッドカーなら燃料代が抑えられるわけです。
と、ほとんどの人はそう思ってるでしょう?うちもハイブリッドの新型シエンタを買いました。実際に燃費はどうだったのかというと、思ったより伸びないなぁというのが今の所。
春先に長距離でも走って、その強烈な燃費を味わってみたいのですが、現状ではそこまで燃費がいいとは言えなかったんです。
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ハイブリッドカーは元が取れるは、微妙
例えばうちが買ったシエンタのエントリーモデルのXというグレードで考えてみます。
Xのガソリン車で2WDは本体価格が195万円。5人乗り。WLTCモード燃費で18.4km/L。
Xのハイブリッド、5人乗りの2WDは238万円。WLTCモード燃費で28.8km/L。
付属する装備が若干違うとしても、価格差が43万円。
このカタログ燃費通りであったら、43万円の価格差を燃料代でペイするにはざっくり計算すると、3万キロ走ったら10万円ほど価格を詰められます。
つまり、12万キロを超えると40万円の価格差が詰まると。ここから先はハイブリッドの方が燃料代で有利になっていきます。
まあその間の重量税などはハイブリッドの方が安いので、単純に燃料代だけでの計算で考えます。
しかし、最近トヨタのハイブリッドカー、ハイブリッドバッテリーの交換が多くなってきました。その距離が20万キロ前後です。
バッテリー交換には20万弱かかってくる。
つまり、20万キロに到達すると、ハイブリッドはバッテリー交換の心配をしないといけない。この辺りを考えると、トータルコストでどうかなと。
ハイブリッドカーを持つなら100V電源をつけよう
ではハイブリッドカーを選ぶ理由って何か?
と、僕自身考えてみました。燃費やらでコストが埋められない。だったら何かいい点はないのかっていうと、今ハイブリッドカーは殆どにオプションでコンセントをつけられます。
100Vで1500Wの電気を生み出すことが出来る。これが非常に便利で災害に使える。
数年前ですが、僕が住んでいる地域は水没しました。台風で川が氾濫してしまった。その時に幸いうちは水没ギリギリラインまで来ましたが難を抜けました。
もし、何かの災害が発生した場合水は止まるし電気も止まる。そうなったら家はオール電化なので何もできなくなるんです。
次に買う車をハイブリッドにしようと思ったのは、こういう時に発電機として使えるからです。
ハイブリッドカーってプライス以上の価値があります。
走行性能もハイパワーになっている
新型のプリウスもそうですけど、特に近年のトヨタのハイブリッド。
これは燃費以外で素敵なポイントを持っています。
何かというと、モーターアシストのパワーが30プリウスの時代とは比べ物にならないくらい上がっているということ。
シエンタは1500ccですが、1500ccのガソリン車とは全く比べ物にならないトルクとパワーを瞬間的に生み出してくれます。
もう加速が凄い。誰が乗っても1500ccとは思えないほどの加速なんです。単純に燃費だけでは語れなくなってきているのがハイブリッドカーの面白いところです。
トータル的には価格差が埋まらなくても、使っていく過程の満足度はハイブリッドの方が高いのは間違いないです。
ハイブリッドを買うと満足ができます。しかしある程度は長く使わないと駄目です。ただし、手放す時のリセールバリューもハイブリッドの方が高いので、総合的にみるとハイブリッドが素敵です。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。