毎日のように高齢ドライバーによる事故の報道が出ています。SNSなどで拡散されるようになって、世論がこの問題に敏感になってきた。
今までも高齢者が運転する事故は複数あったんでしょうけど、あまり大々的に取り上げられなかったのかな?今では道路を走る車の多数にドライブレコーダーが搭載されています。そしてSNSですぐにその動画が拡散されるので、ほぼリアルタイムニュースになる。
うちのお客さんも、平均年齢が上がってきました。正直この運転はまずいよなぁ〜と心配をしてしまう人も複数います。そんな中、とうとう事故が発生しました。
事故の概要は追突をしてしまったということです。道路状況を考えると、そこでアクセルはないよな・・・。と思わざるを得ない場所なので、踏み間違いだったのかな?と。
同僚がレッカーで車両を引き上げに行くと、
「免許を返納したほうがいいのではないか?」
と、周りの人たちが話し込んでいたそうです。
僕が住んでいる地域では高齢者ドライバーはかなりいます。昔もびっくり仰天する出来事がたくさんあった。印象に残っているものをちょっと紹介します。
なかなかにインパクトのある事件でした。
お客さんから
「車が盗難にあった!」
という一報を受けて、車両を探すことになりました。お客さんは受け答えはしっかりとしていて、畑仕事をして帰ろうとしたら車がなくなっていたというのです。
しょうがないから家まで10km以上を歩いて帰ったと。当然、盗難が疑われたので警察に届け出を出して、当社でもお客さんの畑付近を捜索しました。
どこを探しても見つからない。結局、見つからなかったんです。このお客さんは一人暮らしをしていました。お盆に息子さんがきて話を聞くと、認知症なんだとおっしゃいました。こちらとの受け答えははっきりとしていたので、認知症というそぶりは全くわからなかった。
もしかして、盗難されたわけではなくて、自分がどこで車を降りたのかわからなくなってしまったんじゃないか?と。
この話には続きがあって、なんとこの3年後に車が見つかったんです。もう人が入らないだろうっていうような山奥に乗り捨てられていた。車の中の荷物がそのままの状態で残っていたので、盗難ではなくてやはり認知症が原因だったんだという結論になりました。
車内にはある程度の金品類があり、すべて盗られていなかったのでそう結論つけられました。自分がどこで車を降りたのかわからなくなった・・・。でも家までは歩いて帰ってきた・・。なんとも奇妙な事件でした。
もう信じられませんでしたね。クラッチって普通に使ってれば10万キロくらいもつ部品です。半クラを多用したりするとその寿命は極端に短くなります。
僕が整備工場に入って数年、新車で購入したお客さんがわずか60kmくらい走行しただけなのにクラッチを滑らせてしまった。この記録を抜いた人は未だいません。
原因は耳が遠いということ。年齢を重ねると耳が遠くなります。これが、自分自身どの程度エンジン回転数をふかしているのかが感じ取れなくなる。車にタコメーターでも付いてればいいんですけど、付いてない車だと音で回転を判断しがちです。
このため、クラッチミートをするときにレッドゾーンまでふかしながらゆっくりとペダルをリリースする人がたくさんいます。
こういう使い方をすると最短60kmでクラッチが終わってしまう。もうびっくりしました。でも本当の話です。
年間3回も4回もクラッチをOHする人もいます。修理代が5万円くらいかかる車が多いので、ランニングコストが大幅に高くなってしまう。
それでもマニュアルであれば踏み間違いをしにくくなります。
僕自身も平日はほとんど車に乗りません。たまに仕事でトラックなどの引き取り納車があると、自分自身感覚が鈍くなってるのがよくわかります。
車に乗っていてちょっと恐怖感を感じることがあるんですよね。あ、運転ってしなくなると下手になるな・・・。って。
年齢を重ねるとさらに大変になるんだろうなと。うちのお客さんもいろんな仰天エピソードを持っています。僕が知ってる限り最高齢ドライバーで94歳の方がいます。普通に車を運転しています。ちゃんとしっかりしています。94歳って信じられないくらいです。いい意味で。
でも70代くらいになってくると、黄色信号かな・・・。うちの実家の母もそうです。もともと車の運転は上手いほうじゃないけど、最近よく車をぶつけるようになってきた。さすがに兄が運転を控えるように言って、最低限の用事しか乗らなくなりました。
自動ブレーキつきの軽自動車に乗ってますが、出始めの自動ブレーキなのでちょっと心配です。ドラレコを付けたので、今度どんな運転をしてるのかデータを見てみようと思ってます。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。