車の車軸部分に使われているハブベアリング。今回はハブベアリングについて。
ハブベアリングという部品は、タイヤの回転そのものを担ってる部品です。駆動輪であれば、ミッションやデフからの駆動力をドライブシャフトやアクスルシャフトで伝えて最終的にハブベアリングで回転を支えています。
ベアリングはボールベアリングを使ってる車が多いですが、トラックなどになるとテーパーローラベアリングを使ってます。
ハブベアリングが壊れるとどうなるか?これはものすごい異音がします。どんな人でもこれはやばい・・・というようなゴロゴロゴロガラガラガラといった音が室内に響いてくる。
ハブベアリングはものすごく重要な部品です。
ハブベアリングの交換時期はどのくらいか?
これは異音が発生したり、傷や磨耗が見て取れたら交換になります。ボールベアリングだとオイルシールに囲まれてるので、外見から痛み具外はわかりません。
トラックのテーパーローラベアリングになると車検ごとに洗浄してベアリンググリスを詰め替える作業があるので、目視で点検します。
当然ベアリングから異音が出ていたら即交換です。
ハブベアリングの交換時期は異音がしたら、もしくは傷がついていたらということになります。
ハブベアリングの交換費用はどのくらいか?
ハブベアリングも種類によって交換費用が大きく変わります。一番安いのが、駆動輪に使われていないドラムなどに圧入されているタイプ。
FF車のリヤドラムに入ってるものですね。これはすんなりと交換ができるので費用的にも安くすみます。
フロントハブなどはほとんどが駆動輪ですので、ナックルを取り外してプレスにて交換をする作業になります。ハブベアリングの締め付けトルクは厳守しないとすぐに異音の原因になります。車の締め付けトルクでものすごく重要な部分です。
費用がかさむのは、駆動輪を支えているハブベアリングで、内部にABSのセンサが内蔵されているタイプ。昔のABSは車輪速度の検知に、歯車とピックアップコイルをつかって検知していました。
多くがハブにABS検知用のリングがついていて、車輪速センサのコイルで電圧変動を速度へ変換しているもの。これが最近のものはベアリング内蔵タイプになってます。この部品が高い。
ハブベアリング交換費用は15000円〜50000円程度かかってきます。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。