修理交換した箇所からまた漏れる?エアコン故障の原因はなんと新品純正部品

ちょっと迷い込んでしまった事例です。

事の発端は、エアコンが効かなくなったという一報から。3月に車検を実施し、その時すでにエアコンが不調であることが分かっていました。

ただ、ガスがどこかからリークしているのは間違いなく、エアコンのシーズンが来てから蛍光剤を流し込もうという事になりました。

そして6月頃になり、そろそろ暑い日も到来してきました。

この時、かろうじてコンプレッサは駆動していましたが、蛍光剤とガスチャージをして乗ってもらう事に。

エアコンの蛍光剤は使ってもらうと循環してどこから漏れているのかがわかります。

ガスが漏れていることはわかっていたので、とりあえずまた効かなくなるまで乗ってもらいました。

すると1週間程度で効かなくなったという連絡が。

この時点で、蛍光剤の反応を見ると高圧ホースから漏れているのが分かりました。

純正新品の高圧ホースに交換

コンプレッサにつながる高圧のホースから蛍光剤の反応が出たので、ホースを交換して各部を点検。

他に蛍光剤の反応が出なかったので、OKとして納車しました。

すると、また1週間足らずでエアコンが効かなくなったという連絡が。

再度お預かりしてみると、コンプレッサはかろうじて駆動していたものの、やはりガスが漏れているようです。

もう一度ガスとオイルを補充してリーク箇所を探していると、高圧のバルブからリークの反応がありました。

バルブの座りが悪いのかなと、調整をしてみたら、リークテスタの反応が止まりました。

しばらく預かって様子を見ても、大丈夫でしたので、これで一旦納車。

3回目のエアコン不調!原因はまさかの新品部品

修理完了して、また1週間ほどしてエアコンが効かなくなったという連絡。

原因を調べてみると、やはり高圧のホースからリーク反応がありました。

新品に交換したはずのホースです。まさかの純正新品不良・・・。部品屋さんを通して、メーカーの部品へ問い合わせると代替のホースをもらえました。

もちろん不良ホースは返却して、メーカーで検証されます。

工賃はディーラーへ請求という事で、結果お客さんへの請求負担が少なくなったものの、2回も3回も預かっての修理となり、良くない整備となりました。

今まで純正の新品部品で不良なものに遭遇したことはなかったので、まさかの結果に驚いています。

突き詰めれば原因は必ずわかるものの、修理期間中は代車が必要だという事だったので、使える状態になれば一旦戻していました。

請求は全ての修理が完了してからになりましたが、お客さんには何度も何度も繰り返しの入庫で迷惑をかけてしまって申し訳ない気持ちでいっぱいです。

工賃はディーラー請求となったので、ホースの代金とガスの部品代だけの請求で、なんとか話がまとまりました。

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