ホンダ eのミッションオイルはシビアコンデションで5万km交換!整備方法は意外とアナログ式

ホンダからeという新型の電気自動車が発表になりました。

スタイリングがレトロなんだけどキュートです。なんとなく都会で走ると似合いそうな感じがします。ホンダが開発した電気自動車ですが、整備面での情報が出てきたので紹介します。

電気自動車だからオイル交換はなし

ホンダeは、日産リーフと同じで完全な電気自動車です。エンジンは積んでいなくてモーター駆動で車を走らせます。

電気なので、航続距離は搭載されているバッテリーの容量に左右されます。

搭載されるバッテリー容量は35kWh。バッテリー満タン時の航続距離はWLTCモードで283kmとなっています。Advanceは259km。日産リーフと比べるとどうなのか?リーフはバッテリーを40kWhと62kWh積んでいる2タイプで展開しています。

それよりもホンダeのほうが容量が少ないです。62kWhのリーフはWLTCモードで458kmの航続距離となっています。

数字だけでみると、遠乗りには向いてないのかなと。もちろんリーフもそうですが、メンテナンス面ではメリットがあります。交換部品だらけのエンジンが積んでいないわけです。

オイル交換も必要なければスパークプラグやファンベルトなどの交換費用は不要になるわけです。

ミッションオイルは交換時に2.1L必要!

電気自動車はガソリンスタンドに行く必要はなく、離島などで使うと本領を発揮します。自宅で充電ができて、離島ならば一回の走行距離が短くて済みます。

台風被害の時は非常用の電源にも使えるので、僕が離島に住んでいたら間違いなく電気自動車を買う。

ホンダeはエンジンオイル交換は不要ですが、ミッションオイルの交換は必要です。その整備基準が10万キロごとの交換になっています。

シビアコンディションに該当する場合は5万キロごとの交換。

使われているフルードは、Honda純正ウルトラATFのDW-1というものが充填されています。

電気自動車のミッションオイル交換は大変なんだろうなぁと、確認したら簡単でした。

マニュアルミッションと同じように、ドレンボルトからオイルを排出して、チェックボルトからフルードを注入するとなっています。

精密な電気自動車だけど・・と思いきや、アナログな交換方法で交換が持てます。

ブレーキフルードは2年ごとの交換を

ブレーキフルードはどうか?

普通のブレーキフルードが使われています。初回3年。以後2年おきの交換。車検ごとの交換ですね。DOT3またはDOT4となっています。

ハイブリッド車など回生ブレーキを使うブレーキフルード交換って、大変なんだろうなと調べてみました。

すると、こちらもアナログ対応!

1、POWERスイッチをONモードへ

2、1WAYツールを使って2人ペアで普通に交換作業をする

3、古いフルードの排出が終わったらPOWERスイッチをOFFにして3分以上待つ

4、1WAYツールを使って2人ペアでもう一度交換作業をする

5、警告灯消灯作業として、POWERスイッチをONモード→通常のブレーキ踏力でペダルを踏み込む→3秒間ペダル踏み込みを保持→ペダルを離すと警告灯が消灯

あとは油面を調整して終わり。

電源をONの状態とOFFの状態でそれぞれ従来のフルード交換作業をして、警告灯を消灯するだけですね。特に必要な診断機などはないようです。

ホンダeのエアコンはHFO-1234yf

こちらは当然だと思っていましたが、ホンダeに搭載されているエアコンは新冷媒のタイプになっています。

HFO-1234yfです。この新冷媒は去年くらいから出始めてきていて、修理が必要になったら従来のエアコンよりも費用がかかります。

と、いうのも冷媒であるガスの値段がずいぶんと違うからです。

もう少し搭載される車が増えてくるとコストダウンされてくると思います。

ホンダe、最先端の車ですが、整備面では意外とアナログを許容してくれているところが交換を持てます。

できればもう少しバッテリー容量を増やしてもらって、価格を下げてもらえるとスタイリングもレトロなので、ある程度販売台数は伸びるんだろうけどなぁと思います。

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