clicccarにこんな特集が組まれています。
ハイオクのオクタン価を計測したら「ガソリンスタンドによってこんなに違う…ヤバいゼ」オクタン価Gメンもビックリ!【その2】
この記事は、その1の段階から僕もずっと注目していたものです。というのも、日本のガソリンスタンド、ちゃんとしたガソリンを売っているのか?という疑問です。
と、いうのも最初にガソリンスタンドに問題が発覚したのは数年前です。
大手石油元売りのエネオスや、コスモ石油などで販売していたハイオクが実は中身が伴わないものだった。
ハイオクにはエンジン内部のカーボン・デポジットをクリーンにする清浄性が含まれていると誇張広告を出していたわけですね。
この点については、大手元売りも非を認めています。今では昭和シェルのV-Powerとコストコで売ってるガソリンには清浄性が含まれています。
そもそも、メーカーが違うローリーですけど、実はその燃料は同じだったなどなど。闇が深いなと。
ここまでが第一段階です。そして次に怪しいなと思ったのが、政府がガソリンに対して補助金をぶち込んでいるにもかかわらず、一向に価格が下がらないガソリン価格。
絶対に帳尻が合わないため、価格操作をしているんじゃないかと。この辺が第二段階で疑っていました。
そして、最近です。いろいろな記事に目を通していると、高性能なチューニングカーが、その性能を発揮できない時がある。
その原因がどうやらガソリンのせいなんじゃないかって。
車をチューニングしようとしたら、ノッキングをコントロールしないといけません。
圧縮比を上げたら、出力は上がってもノッキングが発生しやすくなる。ターボエンジンなどでは圧縮を下げて・・。など、かなり緻密に燃料マップを作って制御していかないとダメです。
ノッキングが発生するとエンジンが壊れてしまうから。
その大前提には市販されているガソリンに対して、オクタン価が担保されてないと話になりません。
どこのスタンドに行ってガソリンを入れても、ちゃんとした基準のオクタン価じゃないとダメだということですね。
クリッカーの記事では、有名チューナーがそれぞれのスタンドでハイオクを買って、オクタン価を計測しています。
僕も以前これをやってみようと思ったんですが、オクタン価を計測する機械がとても高価で手が出ませんでした。買ったとしてもその機械の信憑性もわからないし・・・。
結果は記事を見ればわかりますけど、まあバラツキがあってよろしくないわけでした。
GRヤリスって、今チューニング界でたくさん乗られています。このGRヤリスには専用診断機でノック補正学習というものが読み取れるんです。
このノック補正学習値が変動することで、コンピュータがヤリスの出力を制御してしまうのです。
当然あっちのスタンドで入れた時は学習値が上がったのに対して、こっちのスタンドではダメだった。と。
そのハイオクは大丈夫なのかっていう疑惑に繋がっていったわけですね。
何が困るって、ガソリンのオクタン価って目に見えないです。
そして、入れたらもしかしたらエンジンが不調になるかもしれないと。これが困りますよね。レギュラー車だけならまだしも、今度出る新型のヴェルファイヤって、ターボモデルがあってハイオク指定です。
GT-Rだってハイオク指定です。
こう言った高性能エンジンの性能を発揮できるのは、きちんとしたハイオクなんですよね。
ここのところ、石油元売りに対してどうも微妙な空気が流れているような気がします。とりあえず、僕はちょっと遠いけど最近は昭和シェルで燃料を入れています。
シェルって、ローリーのルートが違うため他の石油元売とは明らかに違うからです。ただし、出光と合併してアポロステーションに代わってしまえば、多分中身は一緒になってしまうかもしれませんけど。
高性能エンジンに乗ってる人や外車に乗ってる人は、気をつけてください。
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ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。