軽トラックに乗ってるおじいちゃんから電話が入りました。
「ギヤが動かなくなっちまって、どうにもできないから今すぐきてくれ!」
と。
いろいろと電話で問診しましたが、埒が開かないので現場へ急行してみたら、この状態。
なるほど・・・。これはギヤが動きませんね・・。
そもそもどうしたらこういう状態になってしまうのか・・?
多分、Pに入れる前にエンジンを切ってしまって、ガチャガチャやっていたんではないかなと。
実は驚くのはこれだけではなかったのです。とりあえずリカバリーをしようとシフトボタンを規定の位置に戻そうとしました。
違和感がすごくて、シフトレバーがグラグラしてるんです。
ビスを外して、シフトレバーを持ち上げてみたら・・・。
なんと内部で折れています。
このプラスチックのガイドが折れてしまってるので、シフトボタンを元に戻したとしても、動きが曖昧。
一応シフトチェンジはできるようになりましたが、これでは危ないです。
シフトボタンはただハマっているだけなので、取り付けはシフトレバーを持ち上げながら入れるだけです。
ということで、シフトレバーを交換することになりました。
シフトレバーASSYで17400円です。
整備士をやっていて、シフトレバーが折れてしまったのはこれで2回目の遭遇ですね。
ドライバーがおじいちゃんだったので、こういう奇想天外な修理依頼も増えてきました。
ある程度の年齢になったら、最低でも高性能なADASを備えている新しい車に乗り換えないと、踏み間違いとか起こりえますから。
人間が劣化していくので車側でも見張って守られないと危なくてしょうがないです。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。