新型のハイゼットが発売になりました。今まで5ナンバーのアトレーも4ナンバーの貨物枠になったり、なかなか好評な販売で目標を大きく上回る受注がありました。
今回、ハイゼットのトラックを見る機会があったので、気になる新型のCVTをじっくり見てみました。
サービスデータなどを見ると、ちょっと気になる部分もあったので紹介します。
目次
軽トラック初の新型縦置きCVTを搭載
新型のハイゼットには、マニュアルとCVTがあります。
従来型はマニュアルとATでした。つまり今回初登場のCVTは新開発されたものなんです。縦型ミッションのCVT。
更には軽トラックにCVTが搭載されるのはハイゼットが初です。そのおかげで燃費も向上しているのがポイントです。
こちらが新開発されたCVTです。
ロックアップ機構も組み込まれて伝達効率を高められています。
充填されているオイルは
アミックスCVTフルード DFE
2WDで5.12L。4WDで5.76L充填されています。
CVTフルードの交換時期が10万キロ指定
ここで気になるのがメンテナンスです。
CVTフルードの交換はどの位でするものなのか?サービスデータを調べてみたら10万キロ毎の指定になっていました。
シビアコンディションではその半分の5万キロです。
ちょっと待てよと。では同じくダイハツの乗用車でのCVTフルードはどうなのか?
乗用車は5万キロ毎の交換が指定されています。シビアコンディションはなしで一律5万キロ交換。
貨物車ですよ?乗用車よりも使い方はハードになるだろうし、過酷な状況下にあると思います。
10万キロでの交換はちょっと遅いかなと個人的に思います。多分貨物なら走行距離が伸びやすくて、時期的には早め交換になるのかもしれないですけど。
それって配達を主に使ってればですよね?
そうではなく、林業とか農業とかに使うと、泥の中も走るだろうしでもっときついと思います。
シビアコンディションの見極めが重要ですね。いずれにしろ、10万キロで交換というタイミングは遅いと思うので、新型ハイゼットを買った人はCVTフルードに関して言うと5万キロ前で交換することをお勧めします。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。