久しぶりに衝撃的でした。
某会社で使っているハイエース、エンジンからガラガラなんか変な音がして、甘ったるい匂いがしてきたんだけど見てもらえる?
ということで引き上げてきました。
車に近寄った瞬間に、うわっと反応してしまいました。
明らかにクーラントの甘い臭いがしたからです。
このハイエースですが、走行距離は15万キロほど走っていて、10万キロの時点でタイミングベルトからウォーターポンプ一式を交換しています。
果たして原因は何なのか?
エンジンは1KDです。
助手席を持ち上げると、さらに臭いが凄い・・。
よく見ると、補機駆動ベルトがない・・・。ベルトが切れてオーバーヒートを起こしたのでしょうか?しかし、ベルトに関しては1万キロ前くらいに交換されています。
何故ベルトがない?
原因はこちらでした。
なんとウォーターポンププーリーがガタガタになっています。
異音の原因はここで間違いがなく、これだけ大きなガタツキなので走行中ベルトが外れてしまったようです。
そして、ポンプが動かないことでオーバーヒートをしてしまったと。
それにしてもいただけないのがこのウォーターポンプ。
交換後6年ほどは経過しているようですが、5万キロ程度しか使っていないのにこの状態とはどういうことだと。
この車両の整備記録を見ると、定期的に点検も受けてるし、ベルトやクーラントも適切な時期に交換されています。
原因はウォーターポンプの製品不良というか、耐久性不良で間違いがないなと。
僅か5万キロでプーリーがガタガタになるのは水漏れよりも納得がいきませんね。
とはいっても、部品メーカーが修理代を持ってくれるわけでもないので。
この車、実はリース車両なので全ての交換部品が社外パーツを使って修理されてるんですよね。もちろん社外設定がない部分の純正使用は認められていますけど。
うーん残念です。リース車だけに、使用者さん負担にならないのが幸いです。
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ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。