トヨタのハイエースですが、ロングセラーの人気車種になっています。
未だに売れ続けているところが凄い。それだけ指示されている車なんですね。しかし、ハイエースも長く使ってくるとトラブルを起こします。
今日は、そんなハイエースのDPR(他メーカーではDPF)の話です。
結果先に書くと、DPRが駄目になると部品代で30万円オーバーになります。
こちらは実際のハイエースの故障しているDPRです。
見た目では全く分かりません。
エンジンチェックランプが点灯して、診断機をつなぐと
P2002 DPR異常
P048A 排気絞り弁固着
このようなコードが入力されています。いわゆるDPRの詰まりですが、強制再生も受け付けない状態で、エンジンもふけ上がらなくなっています。
今回はDPRだけでなく、排気シャッターの固着も検出されています。
ちなみに部品代が凄いんです。
・エキゾーストパイプASSY(DPR)・・・328900円
・エキゾーストガスコントロールバルブ・・・102080円
部品代だけで40万円オーバーになります。
これだけでなく、センサやガスケット類も含めると49万円くらい修理にかかってきます。
軽微な詰まりであれば、DPRを洗浄するという手段もありますが、ガッツリ詰まってしまってるものは基本的に交換となります。
DPRやDPFを長持ちさせるにはどうするべきか?
これはいくつかあります。
・ちょい乗りをやめる
・たまには長距離を運転してあげる
・アッシュフリーの専用オイルを使う
・燃料添加剤を定期的に入れる
この辺りですね。まずちょい乗りをやめることと、長距離を運転してあげるとこは同じ意味合いです。エンジンが完全暖機する前に運転をやめるとかは良くないです。
出来ればエンジンの稼働時間を長めにとってあげる事。
続いてはアッシュフリーのオイルを使う。出光から発売された、DPFを長持ちさせるオイルがあります。そういうオイルを使うといいいでしょう。
そして燃料添加剤を入れる。これによりインジェクターなどを定期的にクリーニングしてあげることも重要です。
クリーンディーゼルで長く使ってくると、インジェクター関係とDPFの故障が増えてきました。このどちらも30万円オーバーの修理代がかかってくるので、上手に使って長持ちさせてください。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。