ハイエースに乗っているお客さんが来店。
エンジンのランプが点灯してしまったということです。
車両を確認したら走行距離が強烈でした。
もうちょっとで32万キロ。エンジンをかけるとチェックランプとDPRの警告灯が点灯しています。
どうやらDPRの再生ができない模様です。
故障コードを見てみるとこの様なコードが入ってました。
P2463PM過堆積。
ハイエースだからというわけではないですが、マツダを除くクリーンディーゼルはDPRやDPDといった触媒を備え付けていて、排気ガスをクリーンにしています。
ここに煤が堆積すると、再生して落とわけです。しかし、煤がじわりじわりと堆積しすぎていくと、どうにも再生できなくなってこの大きな触媒の交換が必要になってきます。
今回もそのパターンかなと思っていたら、まさかの助け舟です。
このハイエースは初年度から数えるとなんとまだ6年目なんです。
実はハイエースにはこのDPR関連の保証延長がでています。7年間、距離問わずということで無償で修理ができました。
原因は燃料添加弁の目詰まりということで、アディションインジェクターなどを保証で交換してもらえました。
ハイエースに乗ってる人はとりあえず7年までDPR関連の保証延長がでているので、まずはディーラーに相談をしてください。
MOTUL(モチュール)Professional Chemical(プロフェッショナル・ケミカル)DPF CLEAN(DPF クリーン)ディーゼ…
この手の添加剤もDPRを綺麗にするために使えると思います。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。