僕自身、未だに国産車しか所有したことはありませんが、もし、初めて外車を買うとなったらということを考えてみたいと思います。
まず、外車に求めるものはなにか?これは、性能やステータスシンボル的なものが大きくなってくるんじゃないですかね。通常壊れない国産車でもいい筈なのに、あえて外国の車を選ぶということは、車を道具としてだけではなく、一歩踏み込んだ何かを求めていると。その答えは性能であり、個性、ファッション的なものであるということ。
実際に好んで外車に乗っている人が周りにいますが、やはりお洒落な人が多い。自分の個性をさらに引き出すために乗っていると思われる人が約半数。そして、国産以上の性能を求めているひとが約半数といったところでしょうか。
国産と比較して性能がいいなと思うところはどこか?
VWなどに代表されるドイツ車であれば、ボディの剛性がもう別物であるということがちょっと乗ればわかります。頑丈な車だなというのが伝わってくるんですよ。昔アベンシスのCMでもあったけど、ドアの開閉音が全く違う。そこから違う訳です。今ゴルフやポロはDCTというミッションにダウンサイジングされたエンジン。そこにターボやスーパーチャージャーを搭載して低燃費を図っています。これが乗ってみるとかなり速いんですよ。国産のスモールカーやセダンと比べたら圧倒的に動力性能が違う。エンジンの性能をDCTがうまく伝達できてるからとても速く感じる。
このあたりの性能にこだわっている人も多いですよね。僕の周りにはボルボに乗っている人もいるし、アルファロメオに乗っている人もいる。それらの人は車が好きですね。他の人に比べて。
じゃあ僕が外車に乗らない理由は何かというと、まず一つに部品が高いということ。
自動車整備士をやっていると、自分で自分の車は修理します。そこで部品が高いとやっぱり嫌なんですよ。国産車だったら同じトラブルだったらいくらで直せるのに、この車はそれよりも部品が高いと。こういうところが気が引けてしまう。まあ外車を選んでいる人はあまり修理代のことを考えていない筈ですからね。僕はそういうところを考えてしまう。まあお金がないですからね。
そして、情報が少ないということ。国産車であれば、整備の情報はマニュアルで取り出すことが出来ます。それが外国車だと完全には無理がある。つまり完全に自分で修理が完結できない可能性があるところが嫌です。自分の車は意地でも自分で直したい性分があります。
それにしても昔に比べて外車も故障が本当に少なくなってきました。今なら安心して外車に乗れるようになってきたんじゃないですか。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。