買ってからまだ2年経過したくらいのアルトですが、リヤシートが倒れないというトラブルです。
初車検すら迎えていない車なのに、リヤシートが倒せなくなる・・?
これは一体どういうことなのか?
リヤシートの構成図はこのようになっています。
6番のノブを左右両方引っ張ることで、キャッチを解除できて倒すことができるようになる。
これが、できない・・。
正確に書くと、解除ノブを操作した時に、明らかに抵抗が掛からなくてスカスカしています。
シートの背もたれにキャッチがついていて、ノブを引っ張ることで解除します。
これがスカスカになっている・・・?新車からまだ2年目です。
中身をのぞいていくと、ノブを引っ張るとロッドを経由してキャッチを動かします。
このキャッチとの連結部分が外れているのか、壊れているのかどちらかだろうと。
二人がかりでとりあえずキャッチをなんとか解除できました。
原因はなんだったのか?
中を探っていくとこの通り。
解除ノブにつながっているロッドがつながっているはずのホルダー部分。
これが折れています。
つまりキャッチ側が折損しているという結論ですね。どうやらこのトラブルがスズキ車で多数見受けられており、うちの代車も同じトラブルでキャッチを交換したと同僚整備士が教えてくれました。
いや、こんなものそう簡単に折れたらダメでしょ・・。強度が弱すぎだろって。
コストを下げるのはいいんですけど、もうちょっとしっかりと作ってもらいたいです。保証になるのかは現在確認中です。
外的要因じゃないんだから保証にすべきですよ。むしろ保証延長かけないとダメだと思います。
部品は2000円くらいなんですけどね。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。