エンジン

GSでオイル交換をしていた時、必ずフラッシングをしていたその理由は?

僕は整備士になる前、ガソリンスタンドでアルバイトをしていました。

その当時は、ゼファーXというバイクに乗っていたんですが、車やバイクの知識はほぼありません。

とはいえアルバイトといえどもその当時の店長からは、油外商品の販促をしてみろと言われ、教えてもらいました。

やはり一番はオイル交換です。そのスタンドでオイル交換の方法を教わって、自分でお客さんに話しかけ、ボンネットを開けてもらいオイルを点検、交換をお勧めしていました。

その売り上げには、必ずフラッシングオイルを追加していました。

整備士になった今、どうしてあの時フラッシングも勧めて追加していたのかを考えてみました。

オイル交換は上抜きだったため、フラッシングをした

整備士になった今、フラッシングをするケースってかなり少ないです。

例えばターボが壊れてしまったとか、エンジンのスラッジがあまりにもひどい時などはフラッシング剤を入れて改善をはかります。

スタンドでアルバイトをしていた頃は、フラッシング剤は使わずエンジンオイルを使いました。よく考えたら理にかなっています。

というのも、その当時教わったオイル交換の方法は上抜きでした。電動のオイルチェンジャーを使って、レベルゲージから吸えるだけ吸う方法です。

フラッシングオイルを入れたのは、上抜きに不向きな車があったからですね。

オイル交換を下抜きと上抜きの両方でやってみるとわかります。

うちで使ってる新型のシエンタ、M15Aは上抜きの方がより多くのオイルが抜けます。

こういう車なら問題ないです。が、中には上抜きをした後ドレンボルトを外すと、まあまあの量のオイルが出てくることがあります。

フラッシングはこれらのオイルを希釈してもう一度吸うことで、なるべくエンジンないのオイルを隅々まできれいにしようという狙いがあったんだと思います。

オイル交換で上抜きを否定する人っています。僕は上抜きは肯定派です。家の車も全部上抜きと下抜きを試しました。

下抜きの方がたくさん抜ける車は今でもドレンボルトを外しています。

ですが現実として上抜きの方がより多くのオイルが抜ける車があるということ。

自分で試してる経験の中で蓄積される情報なので。フラッシングもその当時はよくわからなかったんですが、そういう意味合いもあったんだなと。

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