GRS211のクラウンですが、フロントブレーキパッドを交換しました。
ブレーキパッドはお客さんが持参したものを使用しました。
まずは、ブレーキフルードのタンクより若干フルードを抜き取っておきます。
適正な量以上にフルードが入っている場合、ピストンを戻した時に溢れてしまうからです。
フルードをスポイトなどで抜いておきます。
片押しのシングルキャリパーです。
17mmのスパナと14mmのレンチでキャリパー下側のネジを外します。
ネジが外れたら、キャリパーを上へ持ち上げます。
キャリパーのスライドピンをチェックします。
スライドピンを清掃・給油。
上下のスライドピンがちゃんとスライドしないと、パッドが片減りしてしまいますので注意。
古いパッドを外します。
インナー・アウター両方外します。
お客さんが持参したのはMKカシヤマのパッドでした。純正パッドではないので、シムなどを移植します。
パッドとキャリパーの接触面にパッドグリスを塗布します。
新品のパッドを装着します。
ピストンを挟み込んで戻します。
この時点でピストンが戻らなければOHしないといけません。
ピストンを戻したらキャリパーを締め付けます。
反対側のパッドも交換したら、ブレーキペダルを数回あおって踏みしろを出します。
その後にブレーキフルードの量を調整します。
作業が終わったら、ゆっくり走ってブレーキパッドの慣らしをしてください。新品のパッドはききが悪いので、あたりをつける必要があります。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。