インプレッサです。パワステが急に効かなくなってしまったということで入庫。
GP3というモデルになります。
エンジンを始動すると、モニターにこのようなメッセージがでます。
そして、パワステ警告ランプも点灯。
走行距離はもうちょっとで15万キロといったところです。
一過性の故障なのかと、エンジンを切って再始動してみても変わらず。
故障コードを読み取ってみました。
C2551の電源リレー。
修理書にのっとってフローで点検していくと電源電圧の異常。そして、リレーの接点不良などがあげられます。
電源電圧の異常はバッテリーの状態にも左右されます。バッテリーを計測すると問題なく良好。パワーステアリングコントロールユニットとバッテリー間のハーネスの断線およびコネクターの接触不良を点検しましたが、こちらも不具合ない。
アース回路を点検すると、1Ω未満なので残念ながらパワステのコンピュータ不良になってる可能性が大です。
エンジンルームの右上についてるのがパワステのコンピューターのようです。
部品が73800円。工賃などを入れていけば、税込で9万円近くになると思います。
ただ心配なのは、なんでこのパワステコンピュータが壊れたか。もしかして電動パワステ自体も実は損傷していて、そこからの煽りを受けて故障しているようですと、ステアリングラックも交換が必要になります。
ステアリングラックはなんと218000円。工賃は2.9時間。
となると、両方ダメになってれば35万円コースです。
恐るべし電動パワステの故障・・・。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。