ゴルフⅤです。
車検で入庫しましたが
フロントのドライブシャフトのアウターブーツが破けていたので
交換することになりました。
ブーツが破けていたのはこの部分。シャフト部分を締め上げているバンドとブーツ。
ここに亀裂が入っていた。反対側は完全にぶっちぎれていた。
材質はウレタンっぽく、引っ張られるようなレイアウトなので、切れやすいと思います。
ブーツは純正のセットで交換。片側3900円
ということで、ゴルフⅤのドライブシャフトブーツの交換です
手順はこれで完璧だ!とはいえないんですが、参考までに。
まずはセンターの27mmのボルトを外しましょう。
続いてタイロッドエンドの切り離し
ネジ類はインチがメインになってきます。家からこの作業のためにソケットを何種類か用意していて、
何ミリか覚えていなかったのでご了承ください。ちなみにタイロッドエンドのナットはロックナットを使用しています
ナックルとタイロッドを切り離す。当てハンをしてナックルに衝撃を与えるのがベスト。
続いてキャリパーを外す。ここのボルトは21mm。2本。
左側はパッドセンサーの配線に注意。
はずしたキャリパーは何かでコイルスプリングにでも吊っておきましょう。重いので注意
ローターもハブとのトルクスのネジを外して、外しておきましょう。
バックプレートも外します。トルクス3本。作業の邪魔になります
ここまで来たら、ロアアームとボールジョイントの接合を外す。ナット3本。簡単です
ロアアームとナックルの切り離し。とくに固着しているわけでもない。
ロアアームを手でちょっと下げるとナックルとはずすことが出来ます。
続いてハブからドライブシャフトを外します。ハブのセンターボルトをある程度締めて、ボルトをコンコンと
叩いてあげると、ハブとシャフトのアウタージョイントのスプラインが外れてきます。
固着しているので、注意しながらこんこんしましょう。
するとこんな状態。ナックルとストラットは切り離す必要はありません。左右ともにこれでいけました。
ここからが最大の難関。
ドライブシャフトとアウタージョイントの結合を外します。これが一番難しい。
国産と同じで、アウタージョイントとドライブシャフトを止めているのは一本のCリングのみ。
理屈ではこのようにハブのセンターボルトをドライブシャフトのアウタージョイントに締め込んで行けば
外れるはずなんですが、固着していると厄介。
最終的にはプレスで外すとVW系ディーラーにアドバイスをもらいました。
ネジを締めこんで浮いてきたらネジのストロールが足りなくなります。
そうしたら一度抜いて、今度はその穴から違う棒のようなもので今度は直接ドライブシャフトを叩いて
ジョイントとの結合を外します。ボルトはCリングをクリアするまでの目安。
こんどはココからCリングを外して台形のカラーのようなものとスプリングワッシャーなどを外す
奥にブーツバンドも残っていたので全部外す
Cリングやカラーなどは全てブーツセットに入っています。必ずセットで注文しましょう。
恐らくCリングを無事なままアウタージョイントを外すことのほうが難しいかもしれないですから
続いてブーツを入れる
続いてスプリングワッシャー
その次にカラー
そしてCリング。
ここまで順番に入れたら、アウタージョイントをドライブシャフトに打ち込む。
まっすぐにスプラインを合わせて、またアウタージョイントにハブのボルトをある程度締めておく。
で、そのボルトの頭を上手く叩きながらドライブシャフトに打ち込んでいく。
打ち込みが成功したらグリスを入れてブーツバンドをするこれで完成
ブーツバンドをかしめる。大きいほうのブーツバンドは相当サイズがギリギリなので上手くやらないと収まりません。
ということでゴルフⅤのドライブシャフトアウターブーツの交換でした
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。