ディーゼルエンジンって、グロープラグという部品をつかっています。このグロープラグというものが、エンジンの始動性を左右する部品です。
ガソリンエンジンのスパークプラグは、混合気に火花を飛ばす部品です。これに対してディーゼルエンジンのグロープラグは燃焼室を暖める役割をしています。
ガソリンエンジンって、点火系統があり、混合気に火花を飛ばして爆発させます。ディーゼルエンジンは圧縮の熱を使って燃料を自然着火させています。
この時、ディーゼルエンジンは燃焼室が暖かくないとなかなか着火してくれない。その手助けをしているのがグロープラグです。
グロープラグは電気を流すことで熱を持ちます。
その熱で燃焼室を暖めています。
このグロープラグが壊れると、ディーゼルエンジンは途端に始動性が悪くなってしまいます。特に寒い日などはそれがなおさらです。
グロープラグは1本あたり5000円くらいして、シリンダーの数だけ存在します。
交換方法は、ガソリンエンジンのスパークプラグと似たような作業です。
グローへ電気を供給しているプレートを外します。
プレートを外したらグロープラグを外します。
あとは新品へ付け替える。
作業自体はそれほど難しくないので、DIYでもできると思います。
真冬などでセルを回しても、火がなかなか入らないディーゼルエンジンはグロープラグを点検してみてください。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。