先日ちょっとした失敗をしてしましました。とある故障修理を依頼されたんですよ。
三菱のコルトで、段差を乗り上げると金属音がするというもの。ああ、スタビライザーのリンクのブッシュがへたっているんだなと。
リフトアップして確認するとやはりスタビのブッシュがへたって、金属同士がこすれあっていた。
なのでスタビライザーのリンクブッシュを交換した。とまぁここまでは良かった。
そのあと特にお客様も何も言ってこないし調子がいいという連絡をもらったので問題ないんですが、ここで失敗をしていたことに気づくわけです。
それは、故障診断をする前に現状を確認しなかったこと。想像と一度経験したことのある経験が先立って金属音を確認しなかった。アフターフォローの電話で異音は直ったといわれているけれど、もしこれが想像していた音と違う音だったらクレームになってしまうと。
故障診断をするときだけでなく、作業をするときって現状を確認しておくということがとても大切になってくるのです。以前も書きましたがオイル交換を一つとってもそう。
依頼されたらリフトアップしてドレンを外してオイルを抜くのは駄目。
まずはレベルゲージを抜いてみて、どのくらい劣化しているかとか、どのくらいの量はいっているかを確認しないとだめ。
それをすることにより、エンジンの状態がある程度把握できると。
故障修理に入る前に、どのような事象が起こっているのかを確認する。
これが慣れてくると経験が先走って結論をつけたがってきますが、危険なことであるということを思い出しました。
まずは現状を確認する。これって整備全てにおいていえることなのであります
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。