今日、お客さんが車を買い替えてから初めてオイル交換に来ました。その車は排気量の大きな某社のセダン。
オイルとオイルフィルターを交換すると、なんとオイルが7リットルくらい入ります。その時は一緒にオイルフィルターも交換をオーダー。
もちろん高級車なので、オイルのチョイスも高級オイルをオーダーされました。で、結果いくらかかったかというと、1万円を超えました。
そのお客さんは、今まで小型車に乗っていたので、オイル交換というとフィルター同時でも5000円ちょっとで済んでいました。オイル交換でまさかの1万円オーバーという事実に、お客さんは腑に落ちない様子でした。
その時思い出したのは、ガソリンを満タンに入れると1万円をこえる車があったなぁって。
昔僕がガソリンスタンドで働いていたころの話ですが、当時はハイオクがリッター108円くらいだったんです。
しかし、アメ車とかが給油にくるとガソリンがすっからかんの場合、まれに1万円をこえる時があったんです。
うわーこの車、満タンで1万円超えてしまうんだって少しショックを覚えました。
今はハイオクが150円前後するので、単純に66リッターを超えると1万円オーバーとなります。ガソリン満タンで1万円オーバーっていうのは強烈です。
レギュラーであったとしても、今の時代なら満タン給油で1万円を超える車はザラにあるでしょう。
初めて自分で車を買ったとき、はじめてガソリンを満タンに入れたときに1万円オーバーとなると結構衝撃的だと思います。
話を戻してオイル交換で1万円オーバーの車。
これは排気量が大きいとザラに存在します。あとディーゼルもかなりオイルの量を使うので、お金がかかりますね。
とある年代のランクルなんか10リットル位オイルが入ってしまうものもあります。
するとオイル交換のみでも1万円オーバーになってきます。
オイルの量ってある程度は排気量に比例して多くなってきます。ランニングコストを抑えたいのであれば、やはり小型のハイブリッド辺りがお勧めです。
燃費がいいので、燃料代はかさみません。オイルも入ったとしても4リットル前後です。オイル交換をしたとしても1万オーバーになることはないと思います。
オイルフィルターの交換がやりにくい車の場合、工賃を計上されることがあるので、費用がかさみます。
特に車体下部にオイルフィルターが存在し、アンダーカバーを外さないと交換ができないタイプなど。
今の車は例え車体下部にオイルフィルターが付いていたとしても、アンダーカバーにサービスホールが設けてあるのが殆どで、一部を外して交換ができるようになってるのが多いです。
こういう車はさほど工賃はかさみません。
ガソリン満タン1万オーバー。オイル交換1万オーバー。すごい世界だと思いますが、スポーツカーなどでもザラの世界です。
スポーツカーはオイルの単価が高いですし、燃料はハイオクを使っていますから。
久しぶりにオイル交換で1万オーバーになった車に遭遇したのでちょっと考えてしまいました。
ちなみに僕が乗ってるハンターカブはハイオクを満タン入れたとしても700円くらいで300km以上走ります。そしてオイル交換は1リットルも入らないので、化学合成油を入れたとしても2000円の世界です。
いかにバイクが移動手段として優れているのかがわかります。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。