WAKO’Sから8月に新しく燃料添加剤が販売されています。フューエルツー(FUEL2)というものです。
興味本位で早速2本買って、実際に使用してみました。

まずフューエルツーという添加剤の役割は、フューエルワンでエンジン内部を奇麗にした後、それを持続するためにコーティングするもの。
ざっくばらんに書くとそういうことになります。
つまり汚いエンジンにフューエルツーを入れたとしても、エンジン内部が奇麗になるわけではないということ。
ここを間違えてはいけませんね。
フューエルツーは無色な液体で独特のにおいがある

今日初めてフューエルツーを使ってみました。
PEA配合されているフューエルワンやその他燃料添加剤は、粘度のある黄色っぽい液体なのに対し、フューエルツーは無色透明。
ですが、臭いが独特なのが特徴です。なんというか、洗剤のようなちょっと嗅いだことがない臭いです。

そして、粘度はあまりなくてサラサラしています。
今回フューエルツーを入れるのは、走行距離がちょうど1000kmを超えたハンターカブです。

去年買って、オドメーターを見てみたらようやく1000kmを超えていました。
一応添加前に燃焼室がどうなっているのかを確認します。

プラグを外してプラグホールから燃焼室を観察。

どうでしょう?ピストントップは真っ黒になっています。
1000kmでこんなに真っ黒なのはびっくりしました。
恐らくこの状態のエンジンにフューエルツーを入れたとしても、何も変化はないでしょう。
なので、フューエルワンと混ぜてみることにしました。

フューエルツーの説明書きに、フューエルワンとの併用は可能だけど添加量を燃料に対して2%以上にしないことと記載されています。

どうでしょうか?フューエルワンは水あめのようにドロドロしているのに対し、フューエルワンはサラサラ。
ハンターカブの燃料タンクで計算すると、1%の添加量にして試してみます。
これで燃料が空になるまで走った後、燃焼室がどのように変化するのかを追って確認したいと思います。
それにしてもフューエルツーの無色透明でちょっと臭いがあるものはビックリでした。
フューエルワンみたいな粘度があるものだと思ってましたからね。
きたないエンジンにはまずはフューエルワンを入れてください。

ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。