WebOptionさんの記事にこのようなものがありました。
タイトルを見た瞬間に興味がわき、すぐに読んでみました。
というのも、僕自身もRX-7のFD3Sに乗っていたこともあります。
そのころ、燃費計測をするのがお決まりで、平均燃費はリッター4km台だったこと。遠乗りをしたとして、リッター5km台がやっとでした。
高速道路はFD3Sでほとんど乗ったことがなく、計測したことはありませんでした。街乗りではその位だったんです。
経験談からリッター12kmという文字に反応してしまいました。
実際問題、どうなのか?
古い年代の車は、現代の技術で制御すれば燃費が良くなる
まず、記事のようにFD3Sをリッター12kmに燃費を載せることはできるのか?という点について。
HKSが今チャレンジしているなかに、R32のRB26DETTのアドバンスドヘリテージという試みがあります。
これはWLTCでリッター20kmを目指し、600馬力をキープするというコンセプトのものです。
2023年の完成を目指しています。実に新車のカタログ燃費から3倍以上の数値を掲げているプロジェクト。
これを見れば、ロータリーにリッター12kmというのもあながち不可能ではないと思います。
というのも、当時のエンジンを制御しているECUや補機類を見直すだけで、かなりち密に燃焼をコントロールできるようになるからです。
実際にショップさんのHPを見ると、この記事のFD3Sの前のデモカーはリッター10kmを達成しているようです。
そして、このデモカーではリッター12km達成。ということは、まだまだ伸びしろもあるのかもしれません。おそるべしです。
軽量化やそのほかの部位に関しても、燃費に貢献しているところもあるとは思いますが、500馬力でリッター12kmというのはかなりすごいですよね。
燃費を上げる=パワーを抑えるではなくて、パワーもきっちり上げて、コントロールしてるので。ショップさんの技術力が際立って高いという事が言えると思います。
ロータリーでリッター12kmとなれば、普段の街乗りに使っても全然いいですよね。最高ですね。
昔の車って、現代の技術で制御すれば、無駄な部分をこそぎ落とすことができる好例ですよね。
前の車って、排気ガスも濃いでしょう?濃いという事は、薄くする調整シロがあるわけですから。このFD3S、おそらくノーマル状態よりもガスは薄くて、環境にもいいと思います。
いや、これはうらやましい車。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。