先日中古車販売をするために整備をしたレガシィ。
フロントメンバーのスタビライザーのネジ止め部分が錆びて朽ち果てていた。
これを理由にフロントメンバーを交換することになった。
レガシィのフロントメンバーの交換はちょっと面倒くさかった。ステアリングラックごと
おろしていくのだけれど、ステアリングラックのパワステ高圧ホースのジョイントが外しにくい。
結局メンバーの取り付けネジをある程度緩めて、メンバーを下げた状態でパワステホースとのジョイントを外した。
メンバーを下ろすためには、エンジンマウントもメンバーから外さないといけない。
エンジンを支えた状態でメンバーを下ろしていくのだけれど、なかなかに重たい。
結局エンジンをつっかえ棒で支えておいて、ミッションジャッキでメンバーを下ろした。
メンバーを下ろしたあとは、ロアアームとスタビライザー、ステアリングラックを新しいメンバーに移植しないといけない。
全てが終わったら、サイドスリップを調整しないといけない。メンバーを換えると、大体が狂っている。それも尋常な狂い方ではない。本当は4輪アライメントテスターで、トー以外にもキャスターとキャンバーなどを調整しないといけない。
ロアアームの付け根などは楕円になっていて、調整が効くようになっているからだ。
レガシィのフロントメンバーの値段は25000円くらい。工賃はステアリングラックの交換で3,6時間。
なので工賃も25000円くらいかかってしまう。5万円コースだ。
フロントメンバーの交換は以前アトレーで行ったことがある。整備士になってから2回目のフロントメンバー交換となりました。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。