エブリィ、エンジン失火寸前まで減ったプラグ!コイルも壊れる一歩前

昨日の話ですが、急に新規車両の車検が入ってきました。

個人事業主さんで、いわゆる黒ナンバー貨物。車はエブリィでした。走行距離は14万キロ弱。

前回の記録簿などは一切入っておらず、どこをどのように整備されてきたかが不明です。

なので、一つずつ点検をしていったんです。令和2年に登録されていたので中古で買ったばかりですね。

すぐに見積もりをしてくれというので、とりあえず2番シリンダーのプラグを外してみたらビックリ。

!!??あれ?電極がない!?

異常に減っているプラグ

プラグを外す時の手ごたえが、ちょっと渋すぎるな・・と思っていたらこの状態です。

どうでしょう?電極、相当減っています。

ちなみにこのプラグ、デンソー製のIXU22というものがついていました。

デンソーのHPで調べてみると、軽自動車は7000km~10000km交換推奨タイプです。長寿命のイリジウムタフトは違い、耐久性は持たせてないタイプですね。

NGKのKR7AIと同じようなタイプですね。

ここまで減っていて、失火していなかったのが不思議です。と言っても、構内を移動させた位なので、高速回転域では失火してたのかもしれません。

それにしても、どうなんでしょう?このまま乗り続けていると、イグニッションコイルも壊れてしまいます。

プラグギャップが広がり過ぎているので、要求電圧がたかまりコイルに負担がかかります。

さらには、そのままECUもパンクしてしまうというケースにつながります。

プラグの選定は長寿命を基本にしたほうがいい

僕はプラグを交換する際に、基本長寿命タイプをチョイスします。

お客さんの車でも同じです。というのも、その方が経済的負担が減るというのが第一です。普通のグリーンプラグを使ってる車は、もはや軽自動車でもなくなってきました。

軽トラックだってイリジウムタイプを装着しています。

つまりプラグって、もうかなりメンテナンスフリーという認識になってきています。

長寿命タイプのプラグをつけてあげることで、交換頻度を減らしてあげられるというのが一つの理由。

そして、新規車両など今回の人みたいなケース。中古で買ってからどの程度走るか予測がつかない場合。

こういう場合はある程度の耐久性を考えてあげないとまずいわけです。プラグやらベルトやらブレーキやらは残量が半分くらい残っていても、交換させてもらえれば、そこから相当な距離を乗ったとしても次の車検までオイル交換位で持ちこたえられます。

特に黒ナンバーなんて絶対です。車がないと商売にならないわけであって、止まってしまうことは損害につながる。

今回の場合はドライバーさんも、プロドライバーなんだからメンテナンスに関してはもう少し関心を持った方がいいのかなと。

ここまで減ったプラグを見たのは久しぶりでした。

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