トヨタが大規模にEVへシフトすべく発表をしました。
今までトヨタって、電気自動車に消極的だと言われていましたが、それらをひっくり返すようでした。
なんと17台もの電気自動車を引っ提げて豊田社長自らの説明会です。
それまではトヨタの電気自動車は、東京オリンピックでのeパレット、あとはスバルとの共同開発でbZ4Xだけかと思われていた。
それが一気に17台ですからね。今までの遅れ?を一気に取り戻すどころか、これから一気に突っ走るといった意気込みです。
日産はすでにリーフが出ていて、アリアももうじき出てきます。
これから本格的な電気自動車へとシフトしていくのは必須で、航続距離などの問題点は解決できているのか?
目次
電気自動車で一番やばいのは冬の高速大渋滞
まず、電気自動車に置いて一番ヤバいシチュエーションは何か?
これは冬の高速道路で起こりえる大渋滞です。
去年も冬の高速で立ち往生した事件がありましたね。あの中には、電気自動車がいなかったからよかったものの、もし電気自動車が冬の高速大渋滞にはまったらどうなるのか?
電気自動車は純粋に積んでいるバッテリーに左右されます。暖を取ろうとエアコンを入れれば、電気は消耗し、航続距離が短くなります。
ガソリン車や軽油車であれば、エンジンをかけて暖を取ることができます。そして、もしガス欠になったとしても、燃料を入れればなんとかしのげる。
救援車がくれば、最悪ガス欠になったとしてもすぐに復帰が出来る。
これが電気自動車だったらどうか?JAFは移動式充電ステーションを積んだ車両の特許を取ったという報動があります。
基本電気自動車って、充電施設がないと充電ができません。移動式のステーションが救援に来てくれたとしても、そこで1台の補充にかかる時間も長い。
渋滞にはまったEVが1台だけだったら、まあ何とかなるかもしれません。
でも大多数が電気自動車だった場合、渋滞を抜けた後のSAの充電ステーションが大渋滞になる事も容易に想像がつきます。
しかも電池は外気温が下がれば比重も下がる。
冬に電気自動車で遠出をするのは、それなりの問題点が浮上してくるわけです。
電気自動車に一番向いているユーザーは、ちょい乗りの主婦
では電気自動車で一番その恩恵にあずかれるのはどういったユーザーか?
これは一日の航続距離が短い人。会社が近い人とか、主婦の人など。
そして、戸建て住宅に住んでいて、自宅に充電設備がある人。これらの人は電気自動車を買うメリットがあります。
具体的には1日の航続距離が30km以下の人。
夜に自宅で充電をしておいて、日中出かけてまた夜に充電する。
ガソリンよりもランニングコストは安いし、ガソリンスタンドに行く必要もなくなります。リーフtoホームなどを設置しておけば、万が一自宅が停電した時には外部電源として使うこともできる。
例え使ってる電気自動車のバッテリーが劣化してきたとしても、1日の航続距離がみじかければさほど苦になりません。
トヨタの電池寿命に注目!
トヨタがbZ4Xに搭載する電池は10年後に90%の性能を維持できるとされています。
これはリーフではなかなか考えられない数値です。
実用的な航続距離が300kmだとして、10年後も270kmを維持できる。これならさらにそのあと10年使い込んだとしても普通に使えます。
電気自動車はこのトヨタ基準まで高まり、価格が下がったら一気に普及すると思います。
日産のアリアとbZ4Xは全てにおいてbZ4Xの方が性能で勝っており、海外ではスターティングプライスがほぼ同じでした。
電気自動車を変えるのは、どうやら日産ではなくてトヨタのようですね。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。