電装系

ETCの付替は逆にコスト高!使えなくなる機械より補助金で新品を!

新車を買っていただいた人に言われることの中に、

「今ついている装備を移植したい!」

というものがあります。主にはナビなどの電装品になります。その中に昔はよく含まれてきたのがETCです。

ただ、今はETCを乗ってる車から新しい車への付け替えは正直お勧めしていません。その理由を説明していきます。

今日も前に乗っていた車から外したETCを新車に付け替えて欲しいという依頼が入りました。

今まで使っていたETCを違う車に付け替えるには、脱着する必要と、再セットアップする必要があります。

新車を買ってもらったので、そのあたりの工賃は融通するものの、セットアップについては原価がかかったりするので、やはり請求されるケースが殆どです。

再セットアップ時に出てくる警告

今日ETCを再セットアップしていたら、このようなメッセージが出ました。

従来セキュリティの機械の為、最長で2030年頃までしか使えませんよと。というものです。

どういうことかというと、電波法の一部が改正され、初期に出回っているETC車載器の発している電波が、2005年に世界無線通信会議が定めた通信規則改正の基準を上回ってしまうから。

使い続けると違法という扱いになるため、使えないということなんです。

ただし、当初は2022年問題として扱われていましたが、当面の間で延長となりました。

これまで、旧スプリアス規格(不明なものも含みます。以下同じ。)の無線設備については、その使用期限を令和4年11月30日までとしていましたが、新型コロナウイルス感染症による社会経済への影響等による無線設備の製造や移行作業に遅れが生じていることを考慮し、令和3年8月に無線設備規則の一部を改正する省令(平成17年総務省令117号)の附則第3条及び第5条の一部を改正し、その使用期限を当分の間、延長することとしました。

総務省HPより引用

とりあえず、すぐに使えなくなるわけではないのですが、いずれ使えなくなるのは間違いないんです。

今ならETC補助金がでるので買い替えを!

今って、新品のETCを買うと補助金が出るんです。

対象者はキャンペーン期間中にキャンペーン取扱店舗にて、申請方法に基づき車載器未設置の車両(二輪車を含む)にETCまたはETC2.0車載器を新規に購入・セットアップ・取付を行った方。

キャンペーン期間2022(令和4)年1月27日(木)~2022(令和4)年6月30日(木)
※キャンペーン期間内の申込み完了が必要です。
※ただし、期間内でも助成台数に到達した際には、受付を締め切らせていただく場合がございます。

助成台数は24万台

対象地域は全国で、最大1万円の助成となります。

キャンペーンの参加要件は以下の通り
・ETCまたはETC2.0車載器を新規に設置される方が対象となります。
・ 新セキュリティ規格に対応した車載器のみ対象となります。
・ ETC車載器の買い替えは対象となりません。
・キャンペーン取扱店舗にて、購入・セットアップ・取付を行っていただきます。
・ 本キャンペーンは、二輪車および四輪車が対象となります。
・ 購入・セットアップ・取付後のお申し込みは、助成対象となりません。
・ 他のETC車載器購入助成を受けられた車両は、対象となりません。
・ 別途必要となるセットアップおよび車載器取付にかかる費用は、助成対象となりません。

ネクスコHPより引用

つまり、工賃やセットアップ代金を払って、そう長い間使えない古いETCを付け替えるよりも、新品に買い替えたほうが絶対にいいという事です。

最大で補助金1万円でますので、新車などには是非新品のETCを取り付けてください。

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