注意喚起!今までのETCが使えなくなる?2022年と2030年問題と機種の見分けかた

ETC車載器が使えなくなる?そんな広告を目にしたことありませんか?高速道路のサービスエリアなどによく貼ってあります。

ETCが出始めたころに取り付けた機種は2022年に使えなくなります。僕が使っているETCも、出始めにころにつけたもので2022年12月1日以降使えないことがわかりました。

どの機種のETCで、見分け方はどうすればいいのかなどを説明します。

2022年12月1日以降に一部のETCが使えなくなる理由

この機種は僕が実際に使っているETCです。三菱電機のもので、かれこれ10数年以上使っています。このETCは2022年12月1日以降使えなくなります。

その理由は何か?

理由は電波法の一部が改正された為です。ざっと説明すると、初期に出回っているETC車載器の発している電波が、2005年に世界無線通信会議が定めた通信規則改正の基準を上回ってしまうから。

つまり古いタイプのETCを使っていると、電波法違反になるということです。ん?ということは、ゲートが開かなくなるというわけではないの?という疑問が生じます。

どうやら電波法違反にはひっかかるものの、ゲートが開かなくなるという状況にはならないらしいです。そもそもこのETCが使えなくなるという事実をどの程度の人が認識しているか。はなはだ疑問です。

知ってはいるけど、自分のものが該当するのかどうか?わざわざ調べない人もいます。これから先は推測ですが、2022年12月1日以降に旧タイプのETC車載器で

「知らずに高速道路を通過した」

場合、何かしらの通知がくるか措置がとられるのではないかなと。

そして、2022年12月1日だけの問題ではなくて、2030年には国土交通省がらみの規制も入ります。それがセキュリティ問題と呼ばれています。

こちらは不法電波ではなくて、セキュリティに難があるということで規格変更をしています。すでに2030年に向けた新セキュリティに対応している機種が販売されていますが、いずれにしろ2022年問題と合わせて新セキュリティ対応のものに買い替えないんといけません。

使えなくなるETCの見分け方

これは僕が使ってるETC車載器の車載器管理番号が書かれたセットアップ用紙です。

車載器管理番号ですがこれは全部で19桁の数字で構成されています。

一番最初の文字が

「0」

と表記されてスタートしているものは、残念ながら使えなくなる可能性のある機種です。

メーカーで適合確認できるものは継続して使えます。

「1」

からスタートしているものは大丈夫です。

セットアップの用紙なんかないよ!という人は、ほかにも確認方法があります。それは本体自体にシールで車載器管理番号の19桁表示が貼ってあります。

そのほかには、説明書などにも付属されていた車載器管理番号のシールが入ってることもありますのでそのあたりを確認してください。

本体でも見分けられるETCのセキュリティ

こちらこの前中古車につけたETCです。箱には新セキュリティ対応と表記されています。これは新セキュリティ対応なので、2030年以降も使い続けることができます。

ちょっと古いETCと見比べてみます。

これも僕がもう一台に使ってるETC。ETCのロゴをよく見てください。

新セキュリティ対応のETC車載器は

「ETC」の文字の下に●●●の模様がついています。

これが新セキュリティ対応タイプです。

ナビなどと連携ができるETC2.0機種はETCのロゴ表記は、新旧同じです。

ETC2.0タイプの新旧見分け方はカード挿入口付近に

このように■のマークがついているものは旧セキュリティです。

それでも不安な人は、ETCのメーカーHPにて細かくチェックすることができます。いずれにしろETCに●●●のロゴがないタイプとETC2.0でカード挿入口付近に■マークがあるものは買い替えましょう。

2022年12月1日なんかあっという間にやってきます。もしそれまでに車を買い替える予定がある人は、買い替えた車には新品のETCをつければ大丈夫です。

思わぬ法律違反をしないためにも、自己防衛で覚えておいてください

追加

ETCメーカーで電波法基準に適合しているか確認してる所もあります。

僕が使っている機種についても三菱電機で適合確認しているので、使えると記載がありました。

個別に各メーカーHPにてご確認をしていただいたほうが間違いありません。