これこそがラストワンマイルの乗り物だ!と、昔から君臨しているのがセニアカーです。
お年寄りのおじいちゃんおばあちゃんが乗ってる電動カー、見たことありませんか?今回はこのセニアカーを整備したので紹介です。
スズキのセニアカーET4Dです。
一人乗りの電動カーですね。
歩道を走ってもいい電動カーです。シニアカーとも呼ばれています。
今回受けた依頼はリヤタイヤの交換とバッテリーの交換でした。
現在のET4Dは38万円から買うことができます。
今回びっくりしたのが、部品代の高さです。タイヤとバッテリーの値段が結構高かったんです。
タイヤは1つ6300円。バッテリーは1つ29000円もしました。
タイヤは当然4つ使われてるし、バッテリーは2つ使われています。
どういうタイヤなのかなって、見てみたらエアレスタイヤです。
これは高いわけだ。
ご覧の通りツルツルですね。車ならもちろん車検に通らないレベルにツルツルです。
タイヤ交換をオーダーしてくるというのは、ある意味ちゃんと管理しているということなのかもしれません。
シャフトから外して、ホイールに組み付けます。
新品1つ6300円のエアレスタイヤです。
今回は純正部品で全てオーダーしました。
こちらがバッテリーです。
なるほど、これは確かに特殊です。高いわけだ。
今回改めて考えさせられたのが整備代金です。
タイヤこそ2つだけの交換でした。
バッテリーは2個交換です。
もしタイヤを4つ買うと、6300円x4個=25200円
バッテリーは29000円x2個=58000円
ここに工賃が入ります。うちの工場ではタイヤ1つあたり1500円の工賃をいただきました。2個で3000円。
バッテリーは1つ1000円の交換工賃で2000円です。
後は、自宅まで軽トラックを使って引き上げて届けたので、引き取り納車料を2000円ほど。
合計85000円弱です。あとタイヤを2つ交換してれば10万円近い修理代になったわけです。
このセニアカー、どのくらいの年数と距離使われていたかはわかりませんけど、まあまあの整備代金ですよね。
車体価格の4分の1にも迫る金額です。もしこれが頻繁に発生していたら、懐事情に大打撃です。思った以上に高かったセニアカーの整備でびっくりしました。
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ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。