エスティマです。なんだか走行が重ったるいということで入庫。
どうやらブレーキを引きずっているようだ。
同じような作業は続くなぁ。
ということでACR30のエスティマのフロントブレーキキャリパーOHです。
エスティマ
まずはとりあえず固着したピストンをぬかないと話にならない。ブレーキホースなどを接続したまま
キャリパーをブラケットから外してブレーキペダルをあおって油圧で抜きましょう。
ブレーキが引きずっているというような状況の場合、ピストンも駄目になっているので交換しないとだめ
キャリパーからブレーキホースを外すとパッキンが必要になる。
シールキットの中に入っていない場合もあるのでパイプロッドケーブルからはずすのが無難。
ここはテーパー状になっていて、パッキンを使っていないのです
この車は左右両方引きずりを起こしていた。
とりあえずダストブーツも外す。中のシールも外します
キャリパーのみの状態にしたら今度はひたすら錆びているゴミなどを削り落とす。
ピストンシールよりも奥が錆びていたらキャリパーを交換しないとだめ
スライドピンのブーツも交換
キャリパーを綺麗にしたらピストンシールを奥の溝に入れる。
そしてブレーキオイルを塗布して新しいピストンが入るかどうかを確認します。
引きずりを起こしているキャリパーは綺麗に掃除をしてもなかなか新しいピストンがはいらないことがあります。
ダストブーツをつける前にピストンが入るかどうかを確認しておくのが無難。
入ったら、続いてダストブーツをつける
針金で固定しているタイプのものはきちんと入れる。
ここで隙間ができるとまた錆びて引きずりを起こします。慎重に
コツはダストブーツを上手く広げてピストンにかぶせる。
そうしたらピストンをキャリパーへ沈めていくといった順序がやりやすい。ブレーキオイルを塗っておくこと
あとは車につけてエア抜きをして終わり
エスティマのブレーキキャリパーOHでした。
DIYでも楽しいですよ!
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。