ダイハツムーブです。
修理で預かりました。
ダイハツムーブ
依頼は何かというと、
激しいオイル漏れ
パワステが全く効かなくなった
エンジンチェックランプが点灯
の3点です。
この車はお客さんが他の業者から買ってきたものらしく
一度ヘッドガスケットの交換履歴がありました。
パワステがきかないのとオイルが漏れているのに因果関係はあるのかな?
そういえばムーブは油圧パワステを採用しているものが多いから
パワステオイルが全部漏れちゃったのかなぁと思って
エンジンルームを開けてみた
オイル漏れはかなりヘッドカバーから漏れている。
オイル漏れの原因はとりあえずヘッドカバーからのオイルもれを抑えてから
他の箇所から漏れているか様子を見る必要がありました。
ヘッドカバーのパッキンを注文しようと思ってとりあえず
ヘッドカバーを開けて見ようと試みて、イグニッションコイルを外したら
コイルがオイルまみれ。
プラグホールのシールワッシャーもオイル漏れを起こしていた。
以前更新したことがありますが、ダイハツのヘッドカバーパッキンは部品で出ますが、
プラグホールのパッキンは部品設定がありません。
なのでヘッドカバーASSYで注文せざるを得ないことに
お客さんに了承を得て、ヘッドカバーASSYを注文して交換。
エンジンを綺麗に洗浄しました。
もう一つパワステの故障ですが、このムーブに搭載されていたパワステは電動パワステでした。
電動パワステがいきなりきかなくなる原因はもうこれでしょう?
車速センサーの故障。
つまりECUに車速センサーの信号が入力されていないということになる。
因みにこのムーブはメーターワイヤーが結構いろんなところでつかわれていたので
とりあえずワイヤーを外したら
断線していたのはミッションケース側。
とりあえず、ここだけで部品設定があるので
ここだけで交換した。
車速センサーの信号が、スピードメーターワイヤーが切れていたために
ECUに入力されなかった。
だからエンジンチェックランプが点灯していた。
まぁお客さんから電話があった時点でパワステの故障については
車速系統しかないなって思ったけどね。
99パーセント位、このムーブは電動パワステだろうと思っていた。
メーターワイヤーをつなげると、チェックランプは消灯し、
パワステも効くようになりました。因みに、メーターワイヤーが切れていたので
スピードメーターも動いていなかったよ。
と、ダイハツムーブの修理でした。
この形のムーブで電動パワステがあったんだね。
大体この時代は油圧だったけどなぁ。
今はまた電動パワステになってきています。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。