セルが回らなくてエンジンがかからない理由で、まれにエンジン焼き付きがあるという事

エンジンがかからない原因のNO.1といってもいいのがバッテリー上がり。

バッテリーが弱っているため、セルモーターを回すことができない。エンジンがクランキングできないのでかけることができないということ。

セルが回る・回らない云々ですが、微妙に音が違っています。例えばバッテリーが弱っている車でクラキングをしようとすると、かなりセルモーターが重たく感じて

ぐわん・・・ぐわん・・ぐわん・ぐわん

こんな風におそーく回って、結局はかからない。もしくは

カチカチッ・・

カチカチ音だけしてセルすら回らない。

どちらもバッテリーが上がってる事が原因です。

定期的にバッテリーを交換していれば、こんなことにはなりません。

国産車は、バッテリーが弱くなってくるとクランキングが微妙に変わってくるので、詳しい人ならセルモーターの回り方でバッテリーの状態を判断することも可能です。

しかし、外国車の場合は話が違います。昨日まで普通にかかっていたのに翌朝は全くセルが動かない。こんな風に一気に駄目になる事があるので、予測がつきません。

外国車こそ、定期的にバッテリーを交換すべきです。

エンジンが焼き付いてセルが回らないこともある

少し車に詳しくなってくると、勘違いしやすいのがエンジンに原因があってセルが回らないケース。

ある程度経験を積んできた整備士ならわかりますが、キーを回してセルを回そうとすると

カチッ!

という音がして、それ以降続きません。熟練した整備士ならこのカチッという音でエンジンに問題があると聞き分けることができるようになります。

違いはどこにあるかというと、バッテリーが上がっていてセルが回らないカチカチ音は弱弱しいのに対して、エンジンが焼き付いているからセルが回らないのは、カチッ!という音が大きいんです。

というのも、セルは回ろうとするんですが、エンジン自体に抵抗があるため回らない。

すなわちセルモーターの一発目の駆動音は最大トルクが発生しているため、かなり大きいエネルギーが発生します。つまり、音も大きい。

カチ!という音の大きさでエンジンに問題があるかどうかの判断ができるということ。

では、何故昨日まで動いていたエンジンが動かなくなるか?

意外と多いのが、オイルパンを打ち付けてしまい、エンジンがオイルを吸いだすことができなくなってしまう場合。

このワゴンRもオイルパンを打ち付けて、ストレーナーからオイルを吸いだせなくなったために、焼き付いていました。

今の車はオイルパンがアルミなので、へこむというよりは割れてしまいます。もちろん気が付かないでそのままエンジンを回していれば、オイルがなくなって焼き付いてしまいます。

下廻りをぶつけてしまったら、とりあえず液体が出ていないかを確認したうえで、整備工場で確認してもらいましょう。

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