電気自動車が増えてきたとはいえ、まだまだ車にはエンジンが載って動力をえています。このエンジンと車のボディを連結しているのがエンジンマウントという部品です。
エンジンとボディは直に接続してしまえばいいじゃないか?と疑問が出てきます。どうしてゴム部品を間にいれるのかというと、振動を抑えるためです。サスペンションにも言えることですが、力や振動を出す部品をダイレクトにボディに接続すると乗り心地が不快になります。
それらを抑えるためにブッシュなどゴムを介してボディに接続しています。
それではエンジンマウントの交換時期はどのくらいか?
エンジンマウントには明確な交換時期は設けられていなくて、その性能が維持できなくなった時が交換時期だと言えます。
エンジンマウントの素材は主にゴムです。このクッションになってるゴムが切れてしまった時や中にオイルを封入してるタイプもあり、それが漏れ出してきた時。
エンジンの振動がダイレクトに車に不快に伝わるようになった時が交換時期です。
エンジンマウントの交換費用はどのくらいか?
エンジンマウントは単純なゴム部品の場合もあれば、振動を抑えるオイルをを封入してあるタイプもあります。オイルを封入してあるタイプは部品代が割高になります。
そして、エンジンマウントは1つだけではなくて2、3個でエンジンを支えています。その全てを交換するとなると、部品と工賃でバカにできない金額になります。
エンジンマウントの交換費用を算出すると、25000円〜10万円くらいかかってきます。
ダイハツの一部車種ですが、エンジンマウントに不具合があるロットがあります。それは新車登録から9年間は保証延長がかかっています。
走行距離は問わずなので、もしダイハツ車にのってる人は問い合わせてみてください。
何台か遭遇しましたが、かなり振動を拾います。乗ってるユーザーさんも8割程度は気づきます。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。