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バッテリーを換えたのに車のエンジンがかからない原因とは?

車の故障で困るのがエンジンがかからないというもの。そもそもエンジンがかからないと車を動かすということもできなくなってしまう。

エンジンがかからない原因、さらにはJAFの出動理由ナンバー1にあげられるのがバッテリー上がり。

エンジンをかけようと、鍵を回す。

カチカチッ

という音がするだけで、全くセルモーターが回らなくてエンジンがかからない・・。

こういう場合はほぼ間違いなくバッテリー上がりです。

カチカチッという音がしないでもセルモーターが

キュルキュルキュル・・・・と弱く回ってエンジンがかからない場合もバッテリー上がりです。バッテリーが弱ってセルモーターを勢いよく回す電気が残っていないということです。

エンジンさえかかってしまえばオルタネーターが駆動されて常に充電するから、走行することはできます。ただ、劣化したバッテリーだといくらオルタネーターが駆動してバッテリーを充電しようとしてもダメ。

劣化したバッテリーは電気を蓄えることができません。スマホのバッテリーと考えればよくわかりますね?

劣化したスマホのバッテリーって100%って表示されてもあっという間に減ってしまう。こうなったらバッテリーを交換するしかない。

バッテリーも車によって様々な種類がついています。そのバッテリーを交換したとします。よっしゃ!これでエンジンがかかる・・・と思いきやかからない・・。

バッテリーを交換したはずなのに・・・かからない?どうして?

ここではバッテリーを交換してもエンジンがかからなかった原因を探っていきます。

バッテリーを交換してもエンジンがかからない

バッテリーを交換したのにエンジンがかからない?これは一体どういうことか?

ここでまず整理しましょう。現在の車の状態を把握してください。

  1. キーを回してセルモーターが勢いよく回るか?
  2. セルモーターが回ってる時、エンジンに初爆があるか

大きくこの2つに分かれます。

まず1番目のキーを回してセルモーターが勢いよく回るか?

バッテリーを交換したとして、きちんとセルモーターが回るかどうか?いくらバッテリーを交換したとしてもセルモーターが勢いよくキュルキュルと回らないとダメです。

もしバッテリーを交換しても、セルモーターが回らない、もしくは回り方に勢いがないなら他に原因が潜んでいるということになります。

バッテリーを交換してもセルモーターが回らない?

バッテリー上がりが原因ならバッテリーを交換したらセルモーターは回るはず。それでも回らないとなると、他に原因があるということです。

そもそもバッテリー上がりでなかった可能性もある。

バッテリーが良好なのに、セルモーターが回らない原因をあげてみると

  1. イグニッションスイッチの不良
  2. 各部配線の不良
  3. セルモーター本体の不良

この3つほどに分かれてきます。イグニッションスイッチというのはエンジンをかけるイグニッションキーの裏に付いているスイッチです。

このスイッチが故障しているとセルモーターに電気が流れないので、エンジンがかかりません。

そして各部配線の不良というのが、セルモーターに繋がっているB端子やC端子の接点不良やもしくは断線。セルモーターに繋がる配線がダメならやっぱり電気が伝わらなくてセルモーターが回りません。

最後はセルモーター本体の故障。

セルモーター本体の故障は、ブラシが磨耗しているとかマグネットスイッチが不良などなど。

バッテリーを交換してもセルモーターが回らないという場合はプロに見せたほうがいいでしょう。

セルモーターは回るが、初爆がない

キーをひねると、セルモーターは勢いよく回る。だけどエンジンに火が入らない(初爆しない)

初爆というのは、セルモーターがキュルキュル回っているときに少しでもエンジンに火がはいりそうになるかどうかということ。

擬音で表現すると

キュルキュルキュル・・ボボ・キュルキュルボボボボ・キュルキュルキュル・・

このように少しでもエンジンに火が入りそうかどうかというところ。

もしセルモーターがキュルキュルと回り続けるだけで、エンジンに全く火が入りそうにないとなると、全く点火火花がエンジンに飛んでいないか、それとも燃料が全く来ていないかに大別されます。

点火火花が飛んでないとなると、イグニッションコイルやプラグ、それらを構成するシステムなどに不良をきたしている可能性が出てきます。そして全くエンジンに燃料が行かないとこちらも初爆がありません。

きちんと初爆があるのに、エンジンがかからない場合。

エンジンがかかりそうなのにかからない。

キュルキュルキュルボボボボボキュルキュルボボボボボボキュルキュルボボボボ

こういう症状が出る場合。考えられる原因は3つほどあります。

  1. プラグがかぶっている
  2. 点火タイミングがずれている
  3. 燃料がガス欠・もしくはポンプが不良

プラグのかぶりですが、最近は珍しくなってきました。昔のキャブレターだとすぐにかぶったりしていたので、車を乗っている人ならプラグを外せる人もかなり多くいた。

ですがインジェクションになったので、燃料はきちんと水温に合わせて増減させています。滅多なことでプラグはかぶらない。が、しかし一度プラグが被ってしまうとそれをリカバリーするのが容易ではなくなっています。

よくあるのがちょっと前のマーク2とかクレスタ・チェイサーなどの6気筒エンジン。これがプラグがかぶると大変。プラグを外そうにもエンジンの上に吸気管が付いてるから6本全てを外せない。4本程度外して乾燥させる。そしてその4本でエンジンをなんとかかける。

あとはエンジンをふかしあげて、熱で強引にプラグかぶりを乾かすなんてことをよくやりました。

プラグがかぶっている訳ではなくて、エンジンがかからないとなると点火タイミングがずれているケースもあります。タイミングベルトのコマずれなど。かかりそうでかからないのは当たり前。圧縮上死点前に火を飛ばすどころかピストンが下死点にあるところで、点火プラグに火を飛ばしてもエンジンはかかりません。

これは滅多にない故障ですけど、頭の中に入れておいてください。

そして燃料系統。ガス欠、燃料ポンプの不良。これもエンジンがかかりそうなんだけどかからない。ほんのちょっとは燃料が送られるので、初爆程度はするんだけど、続かない。そんな時はガス欠っていう単純な原因もあるのでよく確認しましょう。

備えあれば憂いなし

車のエンジンがかからないとかなり焦ります。

備えあれば憂いなしで、車に積んでおいたほうがいいのがブースターケーブル。それかジャンプスターターです。

ブースターケーブルは救援車がいないと役に立ちません。

ジャンプスターターなら一人だけでも大丈夫。

このジャンプスターターは実際に僕が買ってみて使ってみました。

車のバッテリー上がりに!おすすめジャンプスターターを買って試してみた

仮にバッテリーが元気であっても、プラグが被っているとある程度以上セルモーターを回す必要があります。そうなると、ジャンプスターターは車に積んでおいたほうがいいって思います。

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