整備士をやっているといろいろなお客さんに遭遇する。その中でもちょっと突っ込みをいれたくなるお客さんが数人いたりする。それはまた壊れるよ。と。前歴があるのにまったく学習してくれない。
まず一つはタービンブローだ。僕はエブリのターボを2回載せ変えたことがある。それは同じお客さんのエブリだ。これが何を意味するか?オイル管理が悪くてブローさせてしまう。ターボを交換すると10万を超える出費になってくる。一度壊して多額の修理代を払っているのに、また繰り返す。
このお客さんは実は3回ターボを載せ換えている。一度目はディーラークレームになった。そのあと僕が2回交換した。3回も同じことをやってしまうのだ。
続いてエンジンを壊してしまった人。これも簡単オイル管理が悪くて壊れてしまった。
もうぜんぜんエンジンオイルを交換してくれないのだ。エンジンを開けたらどうしたらこんなにスラッジがたまるんだ?というほど真っ黒になっていた。これはリビルトエンジンに載せ換えた。
僕が好きなオイル添加剤。多走行車です。
そして次の車検の時には再びオイルが真っ黒だったのがとてもがっかりしている。
同じ人が同じことを繰り返す。やっぱり身にしみていないのかもしれない。多額な修理代を払ってとても懐にダメージを受けても、その場で忘れてしまう。最初はそういえばオイル交換をしないといけないなと思っていたけれど、しばらくしたら忘れてしまうのだ。
オイル交換なんて5000円もしないでガソリンスタンドで簡単に行ってくれる。ガソリンを入れるついでに半年に1回でも良いのでオイル交換をすればいいのにしない。
エンジンブローは繰り返すのだ。と僕は思った。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。