エンジン内部にカーボンが溜まって、不調になる。
エンジンには定期的に燃料添加剤を入れたほうがいい。これ今のエンジンではトレンドです。現行型レヴォーグの直噴エンジンは、レギュラーでセッティングをしています。
ハイオクをいれると逆に不調になりかねない。その代わり、定期的にPEA配合燃料添加剤を使って欲しいとメーカーが言っています。
ここのところ注目されている燃料添加剤。燃料タンクに入れるだけでいいので、非常にお手軽でメーカーのお墨付きももらっているから使ってる人も多いと思います。
ただし、即効性があるかというとじわりじわりと効いていきます。
即効性を考えると、エンジンコンディショナーの方がよく効きます。
このエンジンコンディショナーはエンジンに吸わせて内部をクリーンにするものです。
これを上手に使うと、短時間で驚くほど内部が奇麗にできます。
エンジンにカーボンやらスラッジやらがたまると何がいけないのか?
一番は、空気の通路を塞いでしまう事です。
アイドリングを確保するためにも、クリーンであってほしい。例えばエアコンを入れたらコンプレッサーを駆動させるために、マグネットクラッチが入りクランクからコンプレッサーへ動力がつながります。
その瞬間はエンジンに極端な負荷がかかるので、エンジンはアイドリングを上げないといけない。
アイドリングを上げるためにISCを開いて空気を入れようとするが、通路がふさがってしまっていて、そのままエンストする。
これが長く乗ってきた車であるあるパターンです。
なのでエンジン内部をクリーンにするというのは、まずは吸気系から燃焼室までが重要です。
そしてこちらはインテークバルブ。インテーク側って温度が上がらない為、カーボンが燃え切らずに残っていきます。
これは普通のエンジンですけど、直噴になるとカーボンの体積はもっとすごいです。
ここにエンジンコンディショナーを流し込むとどうか?
スロットルから吸わせると、そこまで到達できないので、あえてインジェクターを外して吸気ポートへダイレクトに流しています。
クリーナーを流してしばらく放置。
数回繰り返すだけでここまで奇麗になりました。ほんの数十分の間です。
インジェクターを外して直に吸気ポートへ流し込む。
しばらく漬け置き。
プラグを外してクランキングして、コンディショナーをポートと燃焼室から排出させる。
プラグを付けてエンジンをかけて残りを燃やす。
この繰り返し。
もしインジェクターとプラグが簡単に外せるのなら、こういった技もあるということです。
頑固な汚れにはエンジンコンディショナーが効いてくれます。
もちろん電子部品などに付着したら駄目ですけどね。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。