いすゞのエルフです。最近のエルフにはメンテナンス時期をオーナーに知らせるための警告表示をもたせています。
写真のエルフの型式はTRG-NMR85ANというものでエンジンは4JJ1を搭載しています。
まずこちらのエルフ、メンテナンスノートと説明書に書いてある各油種類の交換時期は以下の通りになっています。
エンジンオイル・・・1年ごとまたはインジケーターランプ点灯時
ミッションオイル・・・2年または50000km
デフオイル・・・2年または50000km
ATF・・・2年または40000km
となっています。エンジンオイルについては、交換距離の記載がありません。しかし、車両に備え付けられてる交換インターバルの距離はデフォルトで20000kmになっています。
いすゞのディーラーに聞いたら、20000kmだと言っていました。
20000kmの交換インターバルは純正オイルを使わないと駄目ですよね。
よく考えると20000kmって相当ですよね。国産の乗用車でも15000kmですが、それよりも長い距離で設定されています。
トラックのオイル交換て、ここまでインターバルが長い理由は2つあります。
まずは量が多い。
こちらのエルフの場合オイル交換のみで9.6L。フィルター同時交換で10.4Lと乗用車の約2場の量入っています。
4Lのオイルを15000kmつかうのと10Lのオイルを20000km使うのは、どちらの方がオイルに優しいかというと、後者ですよね。
そしてトラックは一度エンジンをかけたら長距離を移動します。ストップアンドゴーやチョイ乗りをするという使い方ではないので、オイルの劣化が乗用車よりもしにくいということです。
これがトラックのオイル交換時期が長い理由でもありますね。
それではここから本題です。
エルフのオイルランプのリセット方法。エンジンを始動したらエンジンオイル&フィルターというオレンジランプ、オレンジのスパナマーク。そして948と書かれた表示が出ていました。
これはあと948kmでオイル交換の時期が来ますよという事になります。
エンジンを始動するとこの表示になってしまいます。オイル交換をしたらリセットをしないといけません。
リセット方法は簡単です。
メーターのノブを長押しします。
すると数字が20000に変わるので、一度ノブを離してから再度長押し。
するとスパナマークが緑に変わります。これでリセットは完了です。
とても簡単です。
ちなみにメーターノブを押して、メンテナンスインターバルの状態にしたら、他の項目も選ぶことができます。
やり方はノブを押すのではなくて、ノブを右へ回す。
すると表示がミッション・デフ、
燃料フィルター
スターターモーターへと変わります。
緑のスパナマークは、交換インターバルがまだ先なので大丈夫です。
交換時期が近くなるとスパナマークがオレンジになり、エンジンをかけるとスパナマークがオレンジに変わります。
リセット方法はエンジンオイルと同じです。
ノブを長押しして、もう一度長押し。これだけです。
オイル交換をしても、リセットをしないとメーターにランプが点灯してしまいます。それぞれの作業をしたらリセットすることを忘れないようにしてください。
YouTubeに動画を上げているので、実際にご覧ください。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。