お客さんの運送会社から
「ブレーキブースターの警告がついて、ブレーキが効かないみたいだからすぐにきてくれ!」
という依頼があり、若手のエースに出張へでてもらいました。
とはいえ、まだ4年落ち位のエルフです。
こんなに高年式のもので、ブースターのトラブルが起きるとは考えにくい・・・。
現場から電話をもらったら、本当にブースターの警告ランプが点灯しているということです。
どうやらどこかから負圧が漏れているのは間違いない。全然負圧を保持できないので、ブレーキフィーリングがカチカチの状態であると。
どうしてこんな高年式のエルフでブースターの警告ランプが点灯するか?
後輩整備士が応急処置を施して乗ってきた車両を見て、なるほどなぁと。
ブレーキブースターの警告ランプです。
原因はこれでした。
こちらのバキュームバルブが折れてます。
話を聞いていたら、配達先についた運転手が、キャビンを持ち上げてエンジンルームを点検しようとしたらつまづいてしまったと。
その時にこのバキュームバルブに手をついたら、根本から折れてしまったと言うのです。
そりゃバキュームがここから漏れるわけだ。
現場でこのように応急処置をして、エア漏れを修理して帰ってきました。
バキュームバルブは18300円です。
高い出費になりましたが、まだこの程度で良かったです。
まさかのブレーキブースター警告灯の原因は、そういう理由でした。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。