シフトノブのボタンが動かない・・・14万キロ乗っていてもこれはないだろうと

EKワゴンに乗ってる人が、シフトが動かなくなった!ということで緊急ピットインしてきました。

一体何がどうなったのか?

動かなくなったのはこちら。シフトレバーのボタン。

ボタンがめり込んだまま微動だにしないので、PからLまで移動し放題。

そのため、キーを抜くことすらできない状況になっていました。

ボタンを押さなくても、めり込んでるので自由自在にシフトが動いてしまいます。

このボタンを元に戻さないといけない。

中のスプリングとか、ボタンの一部が折れちゃったのかなと思い、まずはシフトレバーを抜いてみることに。

ビス1本で固定されているので、ビスを外すと大体上に引っこ抜けます。

が、抜くだけのクリアランスがなかったので、ちょと分解してみました。

オーバードライブの配線が奥まっていて、カプラーを外すのが大変そうなので、作戦変更。

横のカバーを外して、物理的に引っこ抜いてみよう。

しかし、ゴミは若干噛み込んでいるものの、こんなにがっちりと決まっているのはおかしい。

コジコジしてなんとかボタンが出てきました。

もうカバーをつけて観察してみます。

するとわかったこと。

なんとこのボタンとシフトノブのクリアランスが歪んでいて、押したらボタンがケースにめり込んで戻ってこないようです。

そんなバカな・・。

走行距離は14万キロとはいえ、ボタンがケースに干渉しちゃダメでしょ・・・。

いくらボタンを掃除したりしても変わらず抜けてきません。

どのみち部品は取り寄せないとないので、オーナーにボタンを少し削ってもいいか相談しました。

メッキが剥がれてしまいましたが、下の部分を削って薄くしています。

削っては取り付けみてを繰り返し、スムーズにボタンが戻る薄さまで調整していきます。

何とかボタンがスムーズに戻るようになりました。

そもそもこんなもんが干渉してはダメですよ。非常に危険極まりない。鍵は抜けなくなるわ、走行中どこにでもシフトが入ってしまうわで、どうなってることやら。

直すにはシフトレバーとボタンを交換しないとダメですが、オーナーはとりあえず削ったところは気にならないのでこのまま使っていくよと言ってました。

これはダメな故障ですね。デイズも古くなってきたらこうなるんだろうか?

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