エンジン

EGRの故障が多発してきた!防ぐポイントは連続走行と燃料添加剤!

ここの所増えてきたな・・。と思うのがEGRの故障です。

EGRってなにか?

こういう部品です。

EGRはエキゾースト・ガス・リサキュレーションの頭文字をとったものです。

何となく言葉でイメージできると思いますが、エンジンから出た排気ガスをもう一度エンジンへ戻すための開閉バルブです。

なんでそんな事するのかというと、燃焼温度を下げてNOxを低減させることを目的としています。

が、このEGRの故障が増えてきています。

EGRが壊れるとどうなるのか?この前プリウスで撮影しました。

動画をご覧ください。

これを見る限りエンジンがぶっ壊れちゃったんじゃないかって。そんな感じですよね。

EGRが壊れると、結構なエンジン不調に陥ります。

EGRが壊れる理由は何か?

では、昔に比べてどうしてEGRの故障が増えてきたのか?

これは、エンジンが直噴化されてきていることが一つのポイントです。従来型のエンジンよりもきめ細かい噴射制御ができる直噴エンジン。

しかしその性格上、ススやカーボンが堆積しやすいのが特徴です。

コモンレールディーゼルもそうですが、今のエンジンは煤が溜まりやすい。

燃焼温度が上がり切らないというのも一つの原因です。

アイドリングストップが付いていると、エンジンはスタートしたり停止したりを繰り返して、やはり温度が上がりにくい。

高速道路を全開で走るような使い方をしていればいいんでしょうけど、なかなかそうもいかないですから。

EGRが壊れるのは、ススがバルブに堆積して動かなくなるからです。

ECUはこのタイミングでEGRを開閉しよう!と思って制御するわけですが、その時にEGRが動かない?逆に閉じていてほしい時に開きっぱなしで、常に排気ガスが戻ってきてしまう。

特にアイドリング時には閉じていほしいバルブが開いていると、相当なラフアイドルになります。

EGRの故障を防ぐにはカーボン・デポジットの除去を

ではここからが本題です。

EGRが故障することは、今述べましたが、それを防ぐにはどうすればいいか?

まずは、高速道路など連続した負荷を一定以上の時間与え続ける。

燃焼温度を上げて、カーボン・デポジットを焼き切る。

そして燃料添加剤。

PEA配合の燃料添加剤を定期的に添加することで、燃焼状態を向上。さらにはカーボンデポジットを除去してくれます。

燃料添加剤は燃料ラインから、インジェクター、そして燃焼室までを奇麗にしてくれます。

EGRバルブに直接噴射するわけではないので、バルブ自体は奇麗にできません。

しかし、燃焼室のカーボンを落とすことで、エキゾーストバルブから出るカーボンが少なくなるので、必然的にEGRに汚れを溜めないという予防になります。

定期的に燃料添加剤を入れるのは、今の車には必須だと言えます。

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