三菱よりエクリプスクロスにPHEVが追加販売されました。
個人的にはアウトランダーPHEVもとてもいいシステムだと思うし、アウトランダーPHEVが発売された当初は最先端を突っ走っていたと思っています。
当時アウトランダーPHEVにバッテリーの問題が浮上して、信頼性が疑問視されました。しかし、これからの時代はPHEVが間違いなく主流になっていくので、三菱は先見の目が合ったと思います。
あの当時からどんどんとPHEVを追加で出していれば、今では随分と変わっていたと思うんですけど。
そんな三菱に待望のエクリプスクロスPHEVが登場しました。
アウトランダーPHEVの頃と、注意点などが違うのか調べてみました。
おそらくPHEVを買った人って、車両代の元を取るためにできる限りEVモードで使うと思います。ガソリンで車を走らせるよりも電気で走らせるほうがランニングコストが安いからです。
PHEVとガソリン車の価格差を燃料コストで補うのは難しいものの、少しでも元を取るためにEV走行が大半になるのは容易に想像つきます。
もちろんガソリンで走行するよりも、EVで走行したほうが振動はないし静かだしでいいことづくめですから。
エクリプスクロスPHEVの燃料タンクは43Lで、レギュラーガソリン指定です。
アウトランダーPHEV時代からも設定されていた、ある種のセーフモードがエクリプスクロスPHEVにも設定されていました。
それはガソリンを約3ヶ月間の間で15L以上給油を行わなかった場合、自動的にエンジンを始動するものです。
どうしてこのようなことをするか?それは燃料の劣化を防ぐ為です。ガソリンって劣化してくるとエンジン不調を引き起こします。
重篤になると、ネバついて燃料ラインを詰まらせてしまいます。こうなったら徹底的に洗浄をしないと、エンジンがバックファイヤを起こしたりするんです。いわゆる燃料が薄くなるためです。
このガソリンの劣化によるエンジン不調を防ぐ為に、強制的にエンジンを始動して燃料ラインを循環させるセーフモードです。
よく考えていると思います。
ちなみに燃料メーターが半分を切ったら間違いなく15L以上の給油が可能になるので、3ヶ月に1回はガソリンを15Lは入れてくださいね。ということになります。
PHEVに搭載されているエンジンは4B12です。
既に他の車種にも搭載されているエンジンという事もあるのか、指定されているエンジンオイルは結構幅広くつかえるようです。
グレードはSNですが、粘度番号は0W-20、5W-30、10W-30。今どき10W-30という粘度のオイルを指定してきているのは珍しいですね。
その粘度のオイルを手に入れようとしても、銘柄が決まってきちゃうくらい種類は少なくなってきました。
いずれにしろ、0W-20以下の低粘度オイルは使えません。
いまPHVの制御方法が大きく変わりつつあります。トヨタのRAV4がそれを皮切りにしてきましたが、EVモーターを使ってスポーティな味付けにしてきています。
もちろんEV走行もできるんですが、モーターのトルクを利用してスポーツカー顔負けの加速性能を持たせてきています。省燃費と高出力という相反するものを融合してしまっているわけです。
エクリプスクロスPHEVもこの流れに乗ってきているので、走行性能はお墨付きです。
一番はデリカにPHEVが設定されることを待ち望んでいる三菱ファンは多いと思います。僕もPHEVだったらデリカがいいなって思っています。
早くしないとトヨタに先を越されちゃうので、この勢いを三菱はうまく保っていってほしいなと。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。