日産のE13新型ノートe-Powerに待望の4WDが登場しました。今年に入ってからですが、ハイブリッドモデルにも4WDが採用されるようになってきました。
プリウスやアクアなど今までハイブリッドを牽引してきたモデルは2WDのFFばかりで、雪国で暮らしている僕等にとってみると、4WDがどうしてないのかなって嘆いていました。
しかし、最近はトヨタもハイブリッドに4WDを登場させています。デビューしたヤリスにもハイブリッドで4WDがラインナップしています。
そして、新型になったばかりの日産ノートe-Powerにも待望の4WDが登場しました!
目次
ハイブリッドに4WDがなかった理由は?
ハイブリッドに4WDがなかったと書いていますが、実際はありました。プリウスなどと一緒にデビューをしているエスティマハイブリッドなど。
ミニバンなど大きいハイブリッド車には4WDがあったんです。
何故ミニバンなどのハイブリッドには4WDがあったのか?構造を見てみるとわかりますが、4WDのシステムは普通のガソリン車と同じタイプのものをつかっていました。
フロントからプロペラシャフトを伸ばしてリヤへ駆動を伝達しています。この構造をコンパクトサイズのハイブリッドに採用したらどうなるか?
やはりセンターフロアにプロペラシャフトを通さないといけません。ガソリン車にできてハイブリッドにできないのは、ハイブリッドバッテリーを搭載するスペースも必要だから。
では何故最近になって、コンパクトカーのハイブリッド4WDが出てきたのか?
その答えはリヤにモーターを採用したからです。
4代目のプリウスからE-Fourという仕組みでリヤに小さなモーターを付けています。モーターを付ければよくなったので、プロペラシャフトは不要。もちろんセンタートンネルのスペースを無駄にしない室内ができるようになりました。
ヤリスやカローラも同じです。ネックは価格です。高いです。もう少しコストダウンが進んでくればうれしいところ。
これがコンパクトハイブリッドに4WDがなかった理由だと思います。
新型ノートe-Powerの4WDはどうなのか?
それでは話を戻してノートe-Powerです。こちらにも待望の4WDが登場しました。
実は従来型のe-Powerにも4WDはあるはあったんですが、簡易的なものでした。それが今回フルモデルチェンジした新型で、本格的なモーターをリヤに採用してきました。
従来型のノートe-Powerの4WDに比べて約14倍の駆動力を発揮する50kWのモーターを採用しています。
2WDモデルとの価格差は25万円差となります。ガソリン車の尺度で考えるとちょっと割高かなというイメージはありますが、それだけの価値があるといえます。
新型日産ノートのオイルは0W-20指定
新型のノートe-Powerに充填されているエンジンオイルはどの程度の粘度か?
日産では一番進んでいるオイルとして、軽自動車のデイズには0W-8という超低粘度オイルを採用しています。
ノートに採用されているオイルは0W-20です。0W-16くらいの低粘度かと思いきや、0W-20がHR12DEには充填されているようです。
オイルの量はオイルのみこうっ間で3.2リットル。フィルター同時交換で3.4リットルです。
ギヤボックスには日産マチックフルードSが使われています。量は1.94リットルです。
もちろん使用燃料はレギュラーガソリンです。
プチメモになりますが、インテリジェントキーに使われているボタン電池はCR2032が1つ使われています。
4WDの本格ハイブリッドモデルが出てきたので、豪雪地帯でも積極的に売れるようになってくると思います。
そのくらい4WDを待ち望んでいました。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。