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マツダが新型ロータリーエンジン発表!e-SKYACTIV R-EVとは?

いや、これは驚きました。結果を先に書くと、マツダがRX-8以降で久方ぶりに新型のロータリーエンジンを発表したのです。

先行されていた情報では、レンジエクステンダー(基本電気自動車で、エンジンは駆動用バッテリー発電の実に使う)として小さなロータリーエンジンを積んでくる、という予想でした。

それらを覆して発表されたe-SKYACTIV R-EV。なんとこれ、PHV!

レンジエクステンダーは当然のことですが、モーターでしか走行ができません。

電気自動車の駆動用バッテリーが空っぽになったら、エンジンを稼働して発電機として使い、バッテリーを充電します。つまり走行にエンジンは使わず、あくまで発電機として使います。

日産のe-Powerはレンジエクステンダーに近いんですが、e-Powerは搭載している駆動用バッテリーが小さいです。そして外部から駆動用バッテリーを充電できませんので、シリーズハイブリッドになります。

今回マツダが発表したe-SKYACTIV R-EVを搭載したMX-30はシリーズハイブリッドのPHVという区分になるのです。e-powerに更に大きな電池を積んだ、ロータリーエンジン搭載車なんです。

新開発されたロータリーエンジン

e-SKYACTIV R-EVのMX-30には新開発されたロータリーエンジンが搭載されています。

これ、実に何年ぶりになるのだろう?マツダで市販された最後のロータリーエンジンって、RX-8のものになるので、正式に表立って出てきたのはそれ以来ですね。

RX-9などに載せる予定だったロータリーもありましたが、今のところお蔵入りになっています。

今回新開発されたロータリーエンジンはどの程度のものなのか?もちろんエンジンで走行をすることも考えられています。

型式は8Cというエンジンで、830ccの排気量のシングルローターです。

ローターの燃焼室形状が従来のローターとは違うのが、一目でわかります。

シリーズPHVとはいえロータリーを新開発して登場させているわけなので、どの程度の燃費なのかが気になるところです。

75PSで圧縮比は11.9。サイドハウジングはアルミ製になっているようです。

いずれにしろ、新開発のロータリーエンジンが出てきたというのは非常に驚きです。

ロータリーエンジンに乗ったことがない人って、ほとんどだと思います。

とにかくレシプロに比べて回転がスムーズで、それこそモーターのような回り方をします。なので、エンジンがかかったとしても振動が少ないため気が付かない人がいるかもしれません。

いずれにしろビックリしましたね。これはマツダからの前向きな姿勢だと捉えてしまいます。シングルローターで830ccあれば、これをベースに楽しい車を作ることが出来るかもしれない。

まさかのロータリーエンジン復活にうれしい限りです。8Cをツインローター化して、16Cとすれば、スポーツカーも作れますからね!

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