3代目となったシエンタです。
このシエンタになってからハイブリッドにも4WDが追加されました。4WDはリヤをモーター駆動しています。
リヤデフの代わりにモーターがついているという事になります。もちろんこの部分にもフルードが使われています。
3代目になったシエンタは、ハイブリッドでハイテク武装されているにも関わらず、診断機を使わないでもある程度の整備ができるようになっています。
今日はリヤモーターのフルード交換を書いてみます。
リヤデフのようでデフではなく、モーターです。
正式名称はリヤトラクションモーターと呼ぶようです。
交換の作業は診断機などは必要なく、普通のデフオイル交換の手順で可能です。
まずは車両を水平の状態にして、フィラー側プラグを外します。
フィラー側のプラグは右後輪からモーターを見てください。
右後輪からモーターを見ると、フィラープラグが見えます。
これがフルードを入れるフィラー側のプラグです。
使用する工具はヘキサゴンソケットレンチ10mmです。
これはリヤ左側からモーターを見た図になります。
フィラーが緩んだら、今度はドレンプラグを外します。
ドレンプラグは画像下側に移ってるボルトです。
フルードが排出されたら、パッキンを新品に交換してドレンプラグを規定トルクで締めつけます。規定トルクは39 N・m (398 kgf・cm)
あとはフィラー側からトヨタオートフルードWSをフィラープラグ穴下端から0 to 5 mm以内のレベルまで補充します。
規定量は1.2Lです。充填したらフィラープラグを規定トルクで締め付け。39 N・m (398 kgf・cm)
あとは漏れがないかを確認して終了。従来のデフオイル交換とほぼ同じです。
下の写真に紛らわしいネジがありますので、間違えないようにしてください。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。