ちょっと前の話になります。こんなことがありました。
当社でドライブレコーダーを取り付けたお客さんがいて、事故にあってしまった。
お客さんは、ドライブレコーダーに確固たる証拠が残っている!ということで、その動画を検証した。そこまではよかったです。
目撃者がいない場合、互いの主張は平行線をたどることも多い。当然ながら示談まで時間がかかってしまいます。
ドライブレコーダーは第三者の目として、事故の証拠となり得るわけですね。
保険会社や警察にドライブレコーダーの画像を確認してもらったら・・・なんとお客さんの方が過失が高い状態だったことが判明。
相手の車両にはドライブレコーダーが付いていないので、物的証拠となるのはお客さんのドライブレコーダー。まさか自分の過失が大きいことを逆に証明してしまうことになるとは・・。
テレビのニュースなどでも取り上げられていますが、ドライブレコーダーの動画というのは基本的に第三者目線になります。それは自分の運転に非がある時は諸刃の剣になるということ。
明らかに自分が悪いと思って、ドライブレコーダーの動画をフォーマットなどして消してしまう人も中にはいるかもしれません。でもそれは証拠隠滅として逆に分が悪くなる。
ドライブレコーダーを取り付けているからといって、自分の事故に対する過失が減るわけではありません。
動画で証拠が残せるというのは、自分の身の潔白を証明するものでは間違いありませんが、それには自分自身はちゃんとした交通ルールを遵守していないと意味がないわけです。ここを若干誤解している人が多い。
そして、いざっていう時にちゃんと再生などができるように普段から触っておくこと。
事故に巻き込まれた時、うまく動画を再生できないとこまります。これらは普段からドラレコを触り慣れていないとダメです。
この前うちの奥さんの車に乗ってみたら、見事に
「容量がいっぱいです。フォーマットしてください。」
というエラーメッセージが流れていました・・。こりゃあかん(泣)
有事が起きた時に記録できる容量がないとまったく意味をなしません。たまにはドライブレコーダーを触って慣れておきましょう。つけっぱなしはよくない。お店につけてもらいっぱなしもよくない。
自分でいじれるようにしておかないと意味がありません。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。