これは何か!?
なんとロッカーアームが折れています!!
DOHCの5バルブです。
いわゆるダンガンミニカと同じ5バルブエンジンですね。
このロッカーアームが折れちゃったんですよ。
どーですか?
不自然な位置にロッカーアームがありますね。
僕も自分の目を疑った。
まさかロッカーアームが折れているなんて
いや、エンジンがかからないって車だったんですよ。
で、セルを回すとなんかタイベルが切れているようなものすごい軽く回ってるのね。
いやな予感がして、フィラーキャップを開けてエンジンをかけてもらったらカムがまわっていた。
タイミングベルトは切れてはいない。
でもなにこれ?
圧縮がないような回り方なんですよ。
プラグを全て外した状態でセルを回すような
そんな感じ。
で、しばらくセルを回していたら
がきっぃいぃ
と、ロックして完全にセルが回らなくなった。
ロッカーアームが折れた瞬間でした。
カムを外してロッカーアームを交換してタイベルを組みなおせば、直るかもしれない。
でもどこかでバルブが突いているかもしれないってことで廃車になりました。
いやーSRエンジンが高回転でサージングを起こして
ロッカーアームがぶっ飛ぶならわかるけど
まだ走行2万キロのトッポがロッカーアームが折れちゃうなんてね。
タイミングベルトがコマとびしていたのかもしれません。
真相は闇の中ですが、やっぱりタイミングベルトは10万キロ交換も大事ですが
10年たったら距離乗っていなくても交換を視野に入れたほうが
安全だと実感しました。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。