ディストリビューターについてはお伝えしました。
ディストリビューターというものは、配電気でして、
イグニッションコイルの電圧を高圧に変えて、
それを各シリンダーにプラグコードを経由して流しています。
現在の主流は、ディストリビューターはなくて、
イグニッションコイルがそのままプラグコードについている
ダイレクトイグニッションシステムですが、
まだまだ現在の車にはディスビがついています。
そんでもって、ディスビの中でも
フルトラ式、セミトラ式、ポイント式など
いろいろとあります。
ポイント式のコンタクトポイントについては、このサイトでも取り上げたので
割愛させていただきますが、簡単に言うとオイル交換並みにメンテナンスの必要な
点火システムという感じですね。
古い車には、3000kmくらいごとに、コンタクトポイントのメンテナンスが
必要になっていたんです。
ポイントのギャップを確認したり、ポイントを交換したり、
点火タイミングを合わせたりと。
では、ディスビをみただけで、ポイント式か
フルトラ式かわかるのか?
と、言われるとわかるんですよ。
とっても簡単に。
当然ディーゼルエンジンにはついてませんよ。
ディスビをよくみると配線が来ています。
この配線の数が1本だとポイント式
2本だとフルトランジスター式です
つまり、ディスビの配線が1本しかない人は、
まめなメンテナンスをしないと
最悪エンジンかかんなくなっちゃうんですよね~。
ま、疑わしいのは昭和時代の車です。ポイントか、フルトラか判断がつかないときに、
ディスビをばらさないでも簡単にわかるチェック法でした。
ちょっと専門的になってしまいましたが、
頭の片隅にでも入れておいてくださいね。
配線一本だとポイント式ね。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。
コメント
ディストリビュータの横にコブのような物が付いて間違いなくポイント入!
これが劣化するとポイントが開いた時の火花がひどくなって早くポイントも劣化します。
レックスのスーパーチャージャーが出た時に業者さんから「フルトラキットどう入れるの?」と
聞かれて「そんなのありません!!」と何度返事したやら・・・
だってEGIですよ!軽初の。
後から出たミラターボやミニカDANGANもちゃんとインジェクションですからね。
13Bロータリーエンジンのポイン調整は悪夢だったのを思い出したけど、
2個のポイントをきちんと調整しないと綺麗に回らないから夜中まで残業して
マツダに就職した同級生に最終チェックを半休してまで見てくれました。
ロータリーのポイントは見たことがなかったですね。自分がロータリーを触っていたのはFCからでしたから。
ちなみに今の新卒整備士たちの9割くらいはポイントがいじれない・・・。少なくともうちの会社の連中は(笑)