車に使われているデフ。
デフからドライブシャフトに接続されている部分にはオイルシールが使われています。デフサイドシールというオイルシールで、デフオイルが外に漏れ出さないように封入されています。
リジットサスの場合、ホーシングの中にデフが組み込まれてます。この場合デフサイドシールという部品はなくて、アクスルシャフトとホーシングの接合面にオイルシールが付いています。
今回はデフのサイドシールということで話を進めます。
FFであれば、ミッションケースに付いてるわけですが、このオイルシールからデフオイルが漏れ出すことがあるのです。
目次
デフサイドシール交換時期は?
デフサイドシールの交換時期はどのくらいか?
これは明確な時期はありません。不具合が発生したらその時に交換になりますデフサイドシールでの不具合はオイル漏れです。
デフサイドシールの交換時期はデフオイルが漏れ出したらということになります。
デフサイドシール交換費用はどのくらい?
デフサイドシールの交換費用はどのくらいか?
部品代は大したことがないですが、工賃が結構かかります。
部品はオイルシールなので1つ1000円弱程度。これに工賃が加算されます。車によっては整備士数が片側2時間かかるものもあります。
工賃だけで単純に片側1万円を超える計算になります。
デフサイドシールの交換費用は15000円〜40000円程度が相場になってきます。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。
コメント
はじめまして。
先日、ディーラーで点検時にリヤデフサイドシールからオイル漏れがあるとのことで、交換の見積もりを取ったところ、作業時はリヤデフ(とリヤドライブシャフト両側とプロペラシャフト)を降ろして打ち替えるという作業内容で、工賃のみで片側3万6千円、両側で7万2千円という見積もりが来ました。
これにはビックリして(というのは、似たような場所や関連する場所の作業だと大抵工賃が倍まで行かないと理解していたので)「なんでプロペラシャフトや左右のドライブシャフト切り離して降ろしたデフの両側のシールを交換するのに倍額になるの?」とたずねたところ、奥に戻ってこれがメーカーの指定する指数による計算だ、と言われました。
その直後、結局サービスフロントのマネージャーさんが飛んできて工賃のみ4万円ということで落ち着いたんですが……
自分で整備書を持っているので作業内容を確認してみましたが、いまだに、最初の倍額になる見積もりだけは納得いかなかったりします。
本当に倍の時間がかかる作業なら倍の工賃もしょうがないとは思うんですけれどもね……
これは工賃の計算、おかしいですよね。下ろして片側36000円なら、すでに降りてるんだから40000円くらいで間違いありません・・。整備士の中にも作業指数の計算が苦手な人がたくさんいるんですよね・・。うちはこういう計算をしていないので、実際に行った時間と作業指数を照らし合わせて開きが大きすぎる場合は指数よりも工賃を下げるようにしています。
お返事ありがとうございます。
あんまり言うと面倒な客になっちゃうんだろうな、とは思いつつ、過去の他の部位の見積(支払)とかから見ても明らかにおかしいのでさすがに言わずにはいられませんでした。
車両の入替含め十数年お願いしてるディーラーなんですが、こういうこともあるんだなぁ、と、勉強になりましたね。
でもこれ、車のメンテナンスに興味ない人だったら言われる見積もりで払ってるか、他の修理工場に行って修理するかなんでしょうね……
でもものを申してもらえるお客様っていうのは、そのお店にとって重要です。今後はこういったトラブルが減っていくと思います。