デフオイルの交換というと、車好きな人以外ではあまり一般的に馴染みがないかもしれません。エンジンオイルほど認知されていないオイルの一つです。
しかし、デフオイルはとても重要。デフオイルの点検による注意喚起という指導も国土交通省からプレスリリースされたことがあるほど。
デフオイルの役割はギヤの潤滑です。デファレンシャルの役割はカーブを曲がるとき、内側のタイヤと外側のタイヤに起きる回転数の差を制御しています。FRであればエンジンの回転数はミッションにつながり、それからプロペラシャフトを介して後輪に動力を伝えます。
直進時なら左右のタイヤは理屈上は同じ回転数になりますが、カーブを曲がるとどうしても内側と外側のタイヤには回転数が生じるわけです。
これをデファレンシャル内部のギヤで制御しているのです。デフオイルは一般的にミッションと同じギヤオイルを使って潤滑します。
デフにも種類があり、LSDになるとハイポイドギヤオイルを使わないといけないし、機械式のLSDになると専用のLSDオイルを入れないといけません。
目次
デフオイルの交換時期は?
デフオイルの交換時期はどのくらいをめどに行うべきか?自動車メーカーが指定しているのは走行5万キロを超えたらがほとんどです。
それほど神経質になる必要はないですが、きちんと量だけは入ってることを点検しないといけません。
デフオイル交換時期は5万キロごとになります。クラッチタイプの機械式LSDになると1万キロめどくらいで交換していったほうが調子はいいです。
デフオイル交換費用は?
デフオイルの交換費用はどのくらいか?
デフオイルは軽自動車・普通車にクラスなら1リットル前後くらいしか入ってません。トラックになると4リットルとか、結構な量入っています。
工賃も3000円前後くらい。
デフオイル交換費用は4000円〜15000円ほどになってきます。
たまにはデフオイルを交換するのもおすすめです。デフは壊れてしまうと走行ができなくなってしまいますからね。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。