長期レポートでお届けしています。車屋さんに点検や車検に出したら、高確率で言われる
「バッテリーが駄目になりかかってきています」
というセリフ。それは整備士の彼らが嘘を言ってるわけではなく、ちゃんとしたバッテリーテスターを当てて診断した結果での話なんです。
バッテリーテスターは総合的にバッテリーを診断しています。
このように健全性、充電量、CCA測定などを加味し総合的に交換すべきかどうするかの判断をしているんです。
ではバッテリーを痛めるのは何か?
これはバッテリーを放置することで起きるサルフェーションです。サルフェーションが起きると、バッテリーの極板に膜ができるんです。
すると、電気を貯められなくなるイメージです。
これを除去するものとして、パルス充電というものが有効であるとわかってきたんです。
パルス充電は一定の電流を流すのではなくて、波打つパルス波のように電流をながします。すると、それが振動となりサルフェーションを落としてくれる。
つまりバッテリーの状態を回復してくれるということです。
そしてここからが本題。サルフェーションを除去するにはパルスが効く。もちろんバッテリー充電器にもパルス充電ができるものが安く出回ってきました。
ただそれは充電する時だけです。
常時パルスを発生してくれれば、バッテリーは長持ちします。それを目的としたのがデサルフェーターです。
僕はこのデサルフェーターが果たしてどの程度有効なのかを7月に取り付けてモニタリングしています。
今現状だと結論を出すに至りませんので、1年がかりくらいで結果をレポートしたいと思います。
その中で、デサルフェーターを付けてからしばらくして、バッテリーを充電したらどうなるのか?これを試してみました。
デサルフェーターを付けているバッテリーの状態です。
理屈が正しければ、デサルフェーターが少しずつサルフェーションを落としているので、バッテリーを充電してやれば健全性が上がるはず。
サルフェーションを落とすので、より多くの電気を蓄えられるようにバッテリーが復活するだろうと。そういう考えですね。
結果はどうだったか?
なんと、充電量は上がってるけど健全性が下がってるんです。
どうやら目論見は外れましたね。デサルフェーターも取り付けてすぐにバッテリーが回復するとかそういうものではないと。
やはりこれは長期的に見ていく必要があるようです。
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ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。