電子車検証スタート!取り扱いのポイントや注意点などをまとめてみた

今年は割と早めに仕事がスタートして、早速新年早々の登録業務に陸事へ行ってきました。

なんといっても令和5年1月から、車検証が大きく変わります。いわゆる電子車検証がスタートしました。

従来の車検証と何が違うのか?

まず大きさが従来のA4サイズからA6相当のサイズへと小さくなりました。

そして、従来車検証に記載されていた使用者と所有者などの情報が、記載されなくなったんです。

電子車検証の裏側を見ると、端っこに何やら貼り付いているのが分かります。

ここの部分です。この中にICチップが内蔵されていて、リーダライタやNFC対応のスマホのアプリを介して中身を読み取ります。

アプリを通すと、車検証の中がこのように読み取れます。

下へスクロールしていくと、使用者や所有者の情報も読み取れるようになっています。

電子車検証のスタートに伴い、車検の印紙代が値上がりしたことを知ってる人も居ると思います。

多分、上がった印紙代は今後下がらないんじゃないかなと。OSSがスタートしてから400円とか200円とか、最近頻繁に値上げになりました。

軽自動車、小型車、普通車共に車検工場での印紙代がOSSなら1600円。OSS外では1800円になっています。

電子車検証の不安要素は何か?

ここからは実際に手に取ってみた感想です。

不安要素はICチップです。従来の車検証よりは小さいので、車検証ホルダーの中には折り曲げないでしまうことができるサイズになっています。

とはいえ、現場で使われる車って、粉塵などが結構すごい。例えば建設業だったり、農家の車だったり。

そういった働く車の中に保管をしていて、ICチップの耐久性は大丈夫なのかな?という点です。

触った感じは厚紙なので、折り曲げようと思ったら簡単に曲がります。カードタイプのものに今後以降するプランもあると聞きましたが、それまでは大丈夫かなと。

ちなみに軽自動車の車検証はとりあえず据え置きです。小型・普通車から先行して電子車検証になりました。

取り扱いは注意しないといけません。

軽自動車の納税証添付不要になったけど・・

そしてもう一つ変わったのが軽自動車の納税証明添付について。

今までは車検に出す時って、納税証明書を持ってきてくださいと業者に言われましたよね?

これは納税証明書を登録書類と一緒に添付しないと、新しい車検証が発行してもらえなかったからです。

これをオンラインで確認ができるようになったんです。

なので、これから納税証明書の添付は不要になった。これは結構な強みですよね。というのも市外の人の車検をする時って、納税の心配が付きまとっていた。

これがオンラインで確認できるようになれば、車検登録をする業者の立場からすると非常に助かります。

軽自動車税って、市税。小型車・普通車は県税です。小型・普通車に関してはすでにオンラインで納付確認が取れたので、心配はなかった。

これにようやく軽自動車も追いついたと。そういうことですね。

ただ、軽自動車協会の現場の人に聞いてきたところ、しばらくは添付をしてほしいと言っていました。その方がスムーズで時間がかからないとの事です。

これはまあ向こうの業務フローが一つ増えたから、今まで通りにしてくれると助かるという意味合いなんでしょう。

でも、車検をする業者の立場からすると、わざわざ市町村の役所に赴いて、本人の代わりに納税証明書を取ってこないといけないわけです。

うちの会社ってこの手数料を取っていないので、ここは是非省略させてほしいなと。実際リース会社からは今後軽自動車の納税証明書は送らないからねーという通知がきています。

ということで、2023年のスタートは登録業務に随分と変更がありました。今後はこれらすべてがオンライン化するようになるはずなので、慣れていきたいと思います。

年も明けて、人の往来も通常に戻ります。新型コロナにお気を付けください。昨年コロナになりましたが、想像以上にしんどい思いをしましたので。

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